小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

7/21乗鞍岳登り

会社の登山愛好会で山登ってきた。

朝8時の電車で長野県の松本駅へ。

そこから電車を乗り継いで,新島々(しんしましま)という駅へ。

さらにバスに乗って,観光センター前へ向かう。

バスの中,ある停留所に着いたとき,バスの運転手が席を立って,

お客達に話し出した。

「たった今雨量が規制値を超えたため,観光センター前から畳平へのバスは運行中止になったとのことです。」

仕方ないのでとにかく観光センターまで行き,そこで対策を練ることにした。

対策練るったって道がふさがってりゃどうにもならん。

本当は畳平の宿に泊まる予定だったんだけど断念し,

たまたま空いていた「岳の屋」という宿に宿泊することにした。

日曜日の早朝のバスが運行されれば山行き。ダメならそのまま帰宅という未来。

明日の朝になってみないと運行の可否がわからないため,

割り切ってゆっくりすることにした。

時間つぶしにUNO。

トランプやUNOでは盤石の強さを見せる僕。UNO無双。

勝ちの味にも飽きたのと,会社の諸先輩方が風呂から出てきたので,

入れ替わりで温泉に入ることにした。

僕と後輩二人の3人で入浴。

「お湯は源泉掛け流し」と聞いていたけど,あまり期待はしていなかった。

しかし,これがとても良いお湯だった。

露天もなく,シャワーも3台の小さな風呂であったが,

泉質がハンパ無い。お湯だけで言えば草津の負けだ。恐るべし。

浴槽は木でできていて,へりには湯ノ花が積もっていた。

ふと見ると,そこには先に入った諸先輩達が書いた僕の悪口が書いてあったので,

泣きながら消した。

夕食は「急だったからあり合わせしか無くてごめんね」というおばちゃんの言葉とは裏腹。

ニジマスの塩焼きから,お刺身,鍋まで付いた豪勢なものだった。

おばちゃんよありがとう。

お腹いっぱいで部屋に戻り,再度飲み会。

先日のテニス合宿の反省を踏まえ,ほどほどに飲んで就寝。

日曜の朝は5時起き。

雨も止んでいるし,どうやらバスも運行するようだ。

一人朝風呂に入り,宿のおばちゃんが用意してくれたおにぎりを食べて準備。

6時10分に観光センターを出発するバスに乗って,山を上がっていく。

道路はあまり太くも無い上,結構な坂道。

驚いたことに,チャリンコレーサー達がガンガン登っていく。

流石にバスのが早いから追い越すんだけども,結構な勢いであった。

そういえば乗鞍は自転車レースが行われる地らしい。

スピリッツで連載している「かもめチャンス」という自転車レースの漫画でも,

乗鞍のレースが取り上げられていた。

元白金のしんやさん,facebook見る限り福岡転勤以降自転車レースにはまっているようだ。

気楽に「やってみようかな」と思えるような坂ではない。

心臓がいくつあっても足りないぞ。

山頂のバス停を降り,いよいよ山歩き開始。

何だか空気が薄い気がする。

自分固有の病気だと嫌なので,おそるおそる後輩に「空気薄くない?」と聞くと,

彼もまた同じ事を感じていたとのこと。安心した。

山道は結構急だけど,足場も悪いところは少なく,労せず山頂へ到着。

途中まではかなりガスってて,景色なんか全く見えなかったんだけども,

頂上へ着く頃には視界が晴れて,とても景色が奇麗だった。

雪解け水の池が特に良い風景だった。

山小屋の親父が目撃情報を教えてくれたクマには会うことができなかった。

そんなに一辺にうまいこといくわけがない。また来よう。

帰りの新幹線はずっとUNOをして過ごした。

圧勝。