親愛なる山川さん、守屋さんへ。私、E-COST行ってきました。
小田原にできたコストコ「E-COST」
小田原の主力道路255沿いに謎の店が誕生した。その名もE-COST。一見中古車やみたいな外観だけど、なんか気になったので調べてみたら、「コストコの商品が買える店」とのこと。
コストコは知ってる人も多いと思うけど、会員制の倉庫型スーパーマーケットみたいなもんで、5,000円弱の年会費を払って利用できる。海外製の大容量商品や、雑貨など、中々日本では見かけない商品が多く売っていて、見て回るだけでも結構楽しい。
私は20年くらい前の大学生の頃に当時付き合っていた彼女が行って見たいというので、お金無いのに年会費頑張って払って何度か行ったことがある。何とか元を取ろうと1kgのクリームチーズと5リットルくらいのジュースを買って帰り、一人暮らしで消費したところ、健康診断でコレステロール値がA→Cに変貌したという苦い思い出がある。それが原因ではなく、彼女には普通にフラれた。
それ以来コストコはご無沙汰だったが、最近小田原から比較的近い座間店があることを友人に教えてもらったので行ってみたところ楽しくて、ハマっている。2週連続で行ったりする。ベーグルがおいしい。
E-COSTへ行く
E-COSTについては山川さんと守屋さんも気になってたとのことで、行ってみることにした。
小田原の下大井にある「E-COST」って、コストコで仕入れて転売してるってこと?中々パンチのある商売だな。
— つかD (@tuka1231) 2022年10月1日
手数料乗ってるだろうし、大人しく座間行った方が健やかな気がするけど、ここで買うメリットあるのかな? pic.twitter.com/bZ1LIHSmWX
「E-COST」ではコストコと同じものが買える。しかもコストコと違いE-COSTは会員制じゃないから、年会費も要らないみたい。どういう商売なんだろ。普通にコストコで買ったものを転売しているだけ?
<E-COSTのインスタ>
お店の中に入ると、小さめのコンビニくらいの店内の広さ。レジと棚、冷蔵庫と冷凍庫がある。必要最低限という感じ。入って右手の棚には洗剤などの生活雑貨やスパイスなどがある。
E-COSTに行ったその足で座間のコストコへも行ったので、商品の価格はいくつかはっきり比較できた。まず、コストコの定番商品であるペーパータオル。E-COSTでは3,640円で、本家コストコでは2,098円。1,500円とは思い切った上乗せだ。後は、コストコの定番商品クマのはちみつ。E-COSTでは1つ1,480円。本家コストコでは3つで3,168円。1本あたり約1,000円だから、こちらは500円高い。
仮に1,000円で+500円とすると、年間10,000円分買うならコストコの年会費を上回るから、コストコの会員になった方が良いという計算になる。それ以下ならE-COSTの方がお得だ。
コストコって大容量商品が多いので、割と高単価なものが多い。そうすると10,000円は2,3回行けば達する人が多いのではないか。1回会員になれば1年間は入り放題なわけだし、少なくとも消費者視点でいえば、年会費払ってコストコ行く方が賢明だと思う。E-COSTで買う方がよい場面はあまり思いつかないけど、強いて言えば「どうしてもコストコのあれが食べたい!」となり、かつコストコに行く暇がないという時くらいか。
ただ、売ってる食品を見た時に、ちょっと気になることがあった。E-COSTで売ってる食品についてだ。
消費期限と「加工」
まず雑貨の近くに売ってるパンを見た時に気づいたんだけど、コストコとラベルが違っている。例えばコストコのパンは製造者が「コストコホールセールジャパン(株)」となっていて、KIRKLANDというブランドロゴが入ったラベルがついている。一方、E-COSTのパンには「製造者」はなく、「加工者」として「E-COST」のラベルがついている。
これって、どういうことなんだろうか。コストコで買ってきたものを袋詰め替えて「加工」としている?仮にそうだとすると、E-COSTが記載している消費期限はどのような意味なんだろうか。それとも、E-COSTがコストコと関係なく製造もしている?でも見た目はコストコで売っているものとソックリだ。謎は深まるばかり。
ちなみに入口正面には大きな冷蔵庫があって、中には冷蔵系の商品、例えば中に野菜や肉が入ったサラダラップなどが売っている。サラダラップは冷蔵庫に保存してもわりとすぐクタクタになるけど、イーコストの冷蔵庫にあるやつ、あくまで見た目上はヘタッてる感じはしなかった。前日仕入れだとするとどうやって鮮度保ってるんだろう。
冷蔵庫もあって、そこにはベーグルやパンが冷凍して売っていた。コストコではちまちまとベーグル1個売りなんてしないし、ベーグルを冷凍で売ってるのも見たこと無い。
以上を踏まえると、E-COSTはコストコのものをそのまま仕入れて売ったり、何らかの加工を加えて売ったりしているっぽい、ということになる。個人的には「加工がなんなのか」や「消費期限をどのように設定してるのか」などが明らかにならないと、少なくとも食品に関しては買う気が起きない。E-COSTさんがきちんと情報発信してくれると良いなと思う。あとはこういった転売がコストコの規約的に問題ないなら、それも大々的に打ち出した方が商売的には良いアピールになるのではないだろか。
といいつつ、コストコに行く理由は、あのだだっ広い店内で色々商品を見ながらダイナミックに大容量を購入することによるストレス解消だと思ってるので、私はコストコへ行きます。ソフトクリームがデカいし。