91歳のサンマーメン
土曜日。色々あって朝から田舎のロードサイドのカフェに車で置き去りにされ、1人もくもく作業。思ったよりはかどったから、昼ごはんは別のところに食べに行くことにした。ラーメンがいいなとgooglemapで調べていると、徒歩10分くらいのところにラーメン屋を見つけた。
カフェを出て徒歩で北上。かまぼこ屋さんの工場の脇を通って行く。この辺りは高い建物が無く、見晴らしがよい。遠くには丹沢の山々。庭が広い家が多いが、廃墟になってしまって、ツタや雑草にのみ込まれている家も多い。
ラーメン屋は、廃業したスーパー(今は印刷会社)の向かいにあった。他に店らしい店もなく、ぽつんと佇んでいる。
扉が開けっ放しなので、中に入ってみると中年男性が1名カウンターに座っている。私を見ると「今店主は配達行っちゃってるよ。もうすぐ帰ってくるから、待ってたら。」というので、テーブルに座って待たせてもらう。「飲み物は勝手に取っちゃっていいから」と、テーブルの脇にある冷蔵庫を開けて、お茶を出してくれた。常連さんらしい。
店の外見はとても古かったが、店の中はなかなかどうして、それ以上に古めかしい。テーブルが2つ、カウンターで6,7席の狭い店内。某おもしろくて旨い店を探す番組のシールが、壁のメニュー表からテーブル上のメニュー表にまでペタペタ貼ってある。
常連さんによると、店主のおばあさんは91歳。今でも自分で車を運転して、配達に行っているという。去年テレビ番組が来て、それから数週間は行列ができたということだが、それ以降はからっきしとのこと。
しばらくして、ピンク色の軽自動車にのって店主のおばあさんが戻ってきた。サンマーメンを注文。手際よく、油や調味料を入れていく。油などは市販の容器ではなく、蓋のないオープンな容器に入っていて、異国情緒を感じた。言い方を変えると少し不安。
店主の方が常連さんに「あんたもなんか食べる?」と聞くと「俺はいいよ」と言って、外に出ていった。なんにも食べないのに店に来て留守番をするという、常連の最終形態を見た。
サンマーメンはおいしかった。食べながら、おばあさんと色々話をした。昔は、寿司職人の旦那さんと横浜で働いていたこと。横浜の店をやりながら、この地で新しくお店を始めたこと。来たばかりのころは目の前の道が整備されていなくて、雨が降ると泥水が店の中に入ってきたこと。それでもその頃はこの辺りにも大きな工場や会社がたくさんあったから、注文がたくさんあったこと。旦那さんが亡くなったこと。次男と一緒にこのお店を続けたが、次男は辞めて別の仕事をしていること。長男も横浜の店で働いていたが、今は別の仕事をしていること。僕と同い年の孫がいること。店に隣接する駐車場の場所に昔は部屋があったこと。
話が終わると、「この後どうやって帰る?」と聞かれた。僕はまたカフェに戻って少し仕事をして、車の迎えを待とうと思っていたが、説明が面倒だったので「駅まで歩く」と言った。駅までは歩けば30分以上かかる。それを聞いたおばあさんが「送ってやるよ」と。駅まで行きたいわけではなかったけど、せっかくだから送ってもらうことにした。気持ちがありがたい。
配達に使っている軽自動車の助手席に乗り込もうとすると、半玉のキャベツが無包装で投げ出されていたので、それをそっと後部座席に投げ込んで乗り込んだ。おばあさんの運転は91歳とは思えないほど普通だった。ただ、そもそも91歳の運転に乗る機会がないので、これがスタンダードなのかもしれない。ザ・車が無いと生活できないエリアなので、事故などを起こす前にうまく着地できると良いな。そんな失礼なことを考えながら、駅に着き、お礼を伝えて別れた。
91歳。1人でラーメン屋の店主。どう考えてもお店はあと数年。お話は度々ループした。家から遠いし、もう行くことはきっと無いが、忘れない。
ディオゴ・ジョタ選手死去が悲しい

ディオゴ・ジョタが亡くなった。
特にリバプールファンということではなく、遠藤航目当てで23/24シーズンの途中からプレミアリーグを見始めたニワカの自分に取って、ジョタは途中出場のイメージが強い。ボールコントロールのレベルが高くて、ポジショニングが良い。ハードワーク。youtubeでリバプールのピッチ外、練習の映像などもたまに見ていたけど、いつも笑顔でムードメーカーという感じの選手だった。
当然衝撃的なニュースではあったんだけど、思ったよりなんだか喰らってしまった。
色々な選手の追悼コメントを読み漁ってしまう。愛された選手だったことがよくわかる。ブラッドリーやケレハー、ロバートソンなどの、普段の人間関係がわかるようなコメントには涙が出る。
肺の手術を踏まえて飛行機移動を避けて車移動にしたことで起こってしまった不幸な事故。運転していたのがジョタ選手本人で、同乗していた同じくサッカー選手の弟まで亡くなってしまった。辛すぎる。事故車となったレンタカーのランボルギーニのタイヤが外れてしまったことが事故原因となると、レンタカー屋の整備状況などが調べられるのだろうか。ただ、既にことが起こってしまった今となっては、空しい。
夏の移籍市場が活況でリバプールもレバークーゼンからヴィルツ、フリンポンを獲得して、このあとイサクもなんて話もあり、連覇に向かって順調以外何物でもない状況だったが、一転してしまった。
28歳、結婚したばかり。クラブチームでプレミア制覇、ネイションズリーグもポルトガル代表で優勝して。禍福はあざなえる繩の如しとは言うが、縄が太すぎやしないか。心からご冥福をお祈りします。
真鶴一人旅
3連休の最終日。少し時間ができたので、何も考えずに家を出てみた。やることが尽きない日々が続いていて、どこに行くにもPCを持っていく習慣がついてしまったんだけど、この日は勇気を持ってポケットにスマホと、リュックサックに暖かいお茶を入れた水筒だけ入れて家を出た。
小田原駅について、とりあえず東海線に乗ることは決めていたんだけど、上りなのか下りなのかは決めていない。上りに乗れば辻堂あたりで小田原では叶いにくい快適なショッピングができるなと思いつつ、その気分じゃないのは明らかだったので、あんまり迷わず下りに乗った。乗った時点では熱海まで行って散歩しようかと考えていたんだけど、頭の中で浮かんだ熱海駅周辺には人が多すぎた。仕方なく降りたのが真鶴だった。この時点で14時過ぎ。
真鶴は数年前まで友人が住んでいたので、たまえに来ていた。駅前には薬局CREATEがドカンとできていたが、それ以外はあまり変化は無い。
ふらっと出かけたときの僕の行動は大体、というかもはや唯一で「本屋に行く」ということ。固い決意では全くないけど、やることないと本屋に行くのが自然になっている。真鶴の書店を調べてみると「道草書房」というのがあった。コーヒーも飲めるらしい。とりあえず行ってみる。と言っても地図を見すぎてもよくないから、なんとなくあたりを付けて、細道、坂道、階段を駆使して、たどり着いた。古民家というほど古くはないけど、味がある民家を改装した感じ。
入ってすぐは新刊が置いてある。ジェンダー関連やパレスチナ関連など、それらのラインナップ厚めなのはローカルの小規模書店の趣。自分も心根はそっちよりなので、落ち着く。特徴的だなと思ったのは、サッカー関連の本が充実していたこと。
新刊書棚の先が靴脱いで上がる畳になっている。その境目の端あたりにレジがあって、コーヒーが注文できたから注文した。畳を上がると、その左右には古本があったり、その奥には児童書のコーナーがあったり。おおまかな構造は、以前行った「本と屯」と似ているなと思った。
コーヒーはおいしかった。飲んでいたら、そとから祭りみたいな太鼓の音が唐突に聞こえてきてビビった。なんだったんだろう。何らかの祭り?
居心地は良くて、いい本屋さんだった。入り口近くに、このお店の運営者の女性の自伝っぽいのがあったので購入。レジにいた女性がその方だろうか。わからなかった。
特に目的もなかったので、店を出てからどうしようと迷ったが、岩海岸に行ってみることにした。いつも真鶴の有料道路を通るとき眺めているが、近くで見てみたかったからだ。
岩海岸までの道は急な階段。猫が3匹日向ぼっこをしていた。人はいない。階段を下ると小さな港。漁師だろうか。港で働く人が1人、煙草を吸っていた。どうやっても不審者なので、目を合わせずに海沿いに逃げるように歩く。途中「カキの養殖センター」的な新しい建物が目に入る。失礼ながら周りの建物はおんぼろなのが多いので、異質な感じがした。どうやら真鶴産のカキブランド「鶴宝」を養殖しているらしい。建物に人気はなく、張り紙を見ると「令和5年5月18日」とあり、内容は「本年完売のお知らせ」だ。既に年は明け、今は令和7年。令和6年は丸々稼働していなかったことを思わせる。念のためHPやSNSを確認したが、実際最近は全く動きが無いようだ。特に事業停止等の発表はされていないようで、それがなおさら寂しさを感じさせた。真鶴さんのカキ食べたかったなあ。
そのまま海沿いに歩くと岩海岸。過去、源頼朝がここから出航したという。何の戦いかは知らないけど、きっと彼のことだから頑張ったのだろう。小田原の浜と違って砂浜。謎の儀式が行われていた様子がある。浜の近くには真新しい近代的な家が3件。海側の面が全部ガラス張り。2階建てで、なんと2階の風呂は外から丸見えだ。渋谷のトイレみたいに、外から見えなくなる仕掛けがあるのだろうか。そりゃあるよな。
そのまま少し内陸側に上がると、お墓と洞窟があった。洞窟は中が真っ暗で、深さが分からない。しばらくのぞき込んだり、スマホのライトで照らしたりしたが、全然見えない。入れないように線も張ってあるから、あきらめた。
すると、道の向こうから地元民と思しきおじいさんが道の向こうからきて、「あっこ(洞窟)見た?俺が子供のころは入れて、よく遊んだよ。今は危ないから入れなくなっちゃった」と事情を教えてくれた。サンキューです。
少し散歩して、古着屋を見つけた。入ってみたら、古着、おしゃれなお皿などが並べてある。が、店員さんがいない。どうやら無人のようだ。古着屋を出て、すぐ近くで目に入ったハンバーガー屋さんに入店。もう閉店準備していたとのことだが、「大丈夫ですよ」と言ってくれた。優しい。
お店は夫婦で営まれていて、お二人とも移住者とのこと。過去住んでいたところや知り合いに共通点があり、色々お話させていただいてありがたかった。常連だというおばあさんの過去話を伺ったり、犬の散歩中の人が必ず足を止めて奥さんがオヤツを挙げていたり、明らかに地元に愛されている感じ。地域に何も貢献できていない贅肉のような移住者である自分と比較し、罪悪感をくすぐられる。
そしてハンバーガーはめちゃくちゃうまい。肉々しい。腹いっぱいになって帰宅。なお、あんまりおいしかったので、翌週も行って食べた。
そしたら数週間して、嵐の相場くんの番組で紹介されたとのこと。お店のインスタでも結構早い時間で「完売しました!」と上がる日が増えた。予約すりゃよいとのことなので、次行くときは予約しよう。
地球最遅「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 グランドファイナル」観戦雑記

かつてのフットサルチームメイト平に誘ってもらい、人生初のゲーム大会観戦に行ってきた。1/21(土)に行われた「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 グランドファイナル」というストリートファイター5の大会。
自分のストリートファイターの思い出は、小学生だった頃にスト2がメチャクチャ流行って、どうしても欲しくてコツコツ貯めたトイカード(1枚100円のカードダスみたいなもの。100円でおもちゃ屋で使える)を全放出して購入したけど、全然友達に勝てなくてすぐ飽きた、程度のもの。その後続編のストZEROが出た時に買ってみたけど、やっぱりあんまりやらなかった。だから、スト5については大体どんなゲームかは分かる程度の知識。
特に大会や出場者についての予習はせずに当日。TFTホールという東京ビッグサイトの近くにあるホールが会場。大会は13時からとのことだけど、11時過ぎくらいに平と合流。HUAWEIスマホだからイープラスのアプリが使えず、チケットの受け渡しに難儀する。
自由席のチケットだったが、そこそこ早めに並んだため、無事視界の良い席を確保することができた。席を確保したのち近くのプロントで大会について色々聞いた。
大会概要はこんな感じ。スト5のリーグはここまで3ケ月程運営されてきて、今日はその最終日となる決勝大会。参加チームは3チームで、リーグ本節1位のGood 8 Squad(以下G8)、リーグ上位チームで行われるプレイオフを勝ち抜いたSaishunkan Sol 熊本(以下、再春館)、名古屋OJA BODY STAR Mildom(以下、名古屋)。まずプレイオフを勝ち抜いた再春館と名古屋が戦い、勝者がG8とやって勝った方が優勝。
名古屋OJA BODY STAR Mildomには、ジャンルの知識がほぼゼロの私ですら名前と顔が一致する超有名プレイヤ―である「ウメハラ」こと梅原大吾選手がいるという。これは楽しみ。
13時の開始までまだ時間がある。会場には物販やレッドブル飲めるバーなどがあったが、6月に発売を控えたスト6の試遊台があったので、やってみることにした。時間が早いのか全然混んでなくて、すぐ順番が来た。自分は昔使ってて技の出し方が分かるリュウを使ったら、波動拳とか昇竜拳のコマンドは全然変わってなかった。でもなんか色々ゲージがあったり、実況が付いてたり、なによりグラフィックが綺麗で驚いた。鉄拳みたいに3Dじゃなくて2Dなんだけど、立体感がある感じ。
物販も冷やかしたけど、全然好きな商品が無くて残念だった。絵柄が全部デフォルメっぽい感じ。年齢層が小中学生なら良いけど、来場者を見るとそこそこいい歳の人が多いように感じたので、もうちょいなんとかしてほしかった。スタッフの人が着用していた大会ロゴのキャップはかっこよかったけど、物販に無し。平に聞くとAmazonで買えるらしい。わざわざAmazonで買うほどではない。出場チームの商品が現地で売ってたら買ってた。G8のパーカー着てる人が何人かいたから、これもネット通販なのかな。会場で売ってほしかったな。
13時になって大会が始まる。実況を行うのは先ほど試遊したスト6のゲーム内実況も担当しているアールさんという方。平曰くいつもストリートファイターの大会を実況しているレジェンドらしい。
対戦形式はこんな感じ。
・チームメンバーは4名で、そこから先鋒・中堅・大将の3人を選抜する
・先鋒戦・中堅戦・大将戦、それぞれ勝利すると10pt、10pt、20ptがもらえる
・70pt先取したチームが勝利
┗大将戦が終わっても、どちらかが70ptに満たなければまた先鋒戦に戻る。
先鋒戦・中堅戦・大将戦の1巡で得られる最大は40ptなので、どんなに短くても2巡目の大将戦までは行くことになる。また、最長は3巡目終わって両チームが60ptずつ獲得で並ぶ展開。そうなると次の先鋒戦が実質上の決定戦となる。
初戦はYHC-餅対ウメハラ。まず最初にYHC-餅って名前に引っかかっていたが、なんか顔を見て納得した。確かに彼はYHC-餅顔をしている。説得力がある。YHC-餅はダルシム、ウメハラはガイル。「ウメハラが一番強いんだろ、ウメハラ頑張れ」と思ってたら、解説を聞くにどうやらキャラの相性ではダルシムが有利らしく、実際リーグ戦では餅ダルシムにウメハラが全然勝ててないとのこと。とにかくウメハラ頑張れ。ウメハラと同い年、41のおじさんの純粋な祈りが通じたのか、ウメハラガイルの距離を潰す作戦が見事にハマり、勝利。良かった。
その後、数ゲーム見ていて、正直試合を見ていても具体的に何が凄いのか分からないんだけど、距離感がメチャクチャ重要だということは分かった。ボクシングの試合のように、前後としゃがみで間合いを超細かく調整して自分の攻撃を当てに行く感じ。井上尚弥の試合を見ているようであった。
あと、もう体力ゲージがほぼ無い状況からの逆転が結構多い。コツコツ削った方が削り勝つと、そこまでの緊張感が報われた感じがあって良いなと思った。ふ~ど選手のポイズンが1巡目でシュート選手に勝った試合はそんな感じで凄く面白かった。
結局両チームの試合は60ptで並ぶという、一番長いパターンになり、最後は再春館のシュート選手と名古屋ウメハラの決勝戦。ウメハラを応援していたんだけど負けてしまい、残念ながら名古屋はここで敗退。
この時点で開始から4時間くらい経っていた。スゲー長い。まあでも再春館の選手はこれをもう一回やるのだから、エグイ大会だなと思った。1日のスポーツの大会で今まで見た中で一番長かったのは、テレビでいつか見た全豪オープンのジョコビッチ対ナダルで6時間くらいかかったのがあったけど、決勝も入れたら確実にそれを超えてくる。恐るべし、イースポーツ。
決勝から出てくるのはGOOD 8 SQUAD(以下G8)。ぷげら選手とかどぐら選手とか、北斗の拳の断末魔みたいな名前の選手が多い。先鋒戦はG8がガチくん、再春館がYHC-餅。ウメハラ倒して勢いに乗る餅ダルシムが戦勝。続く中堅戦はG8のぷげら選手が勝利。対象はG8のカワノ選手対初戦で大活躍したシュート選手。ここでカワノ選手が選んだのがルークというキャラ。横にいた平の解説によれば、最初は強かったんだけど、アップデートで弱体化したり、対策されまくったりして使われにくくなったキャラとのこと。このキャラが発表されたときはジーコジャパンの巻誠一郎発表時のようなどよめきが会場に発生した。
結果的にはこのカワノルークがシュートを破り、2戦目の大将戦もぷげら選手のバイソンがシュート選手のユリアンを破り。大将戦は20ptなので2回落とすと大きくリードされてしまう。最後はネモユリアンがプゲラバイソンに負けて終戦。G8が優勝となりました。
終わった時には9時近くになってたのかな。小田原まで帰らねばならなかったので、平と晩飯も食えずに帰宅。
【小田原にコストコはあるのか】親愛なる山川さん、守屋さんへ。私、E-COST行ってきました。
小田原255沿いにできたコストコ再販店「E-COST」
小田原の主力道路255沿いに謎の店が誕生した。その名もE-COST。一見中古車やみたいな外観だけど、なんか気になったので調べてみたら、「コストコの商品が買える店」とのこと。
コストコは知ってる人も多いと思うけど、会員制の倉庫型スーパーマーケットみたいなもんで、5,000円弱の年会費を払って利用できる。海外製の大容量商品や、雑貨など、中々日本では見かけない商品が多く売っていて、見て回るだけでも結構楽しい。
私は20年くらい前の大学生の頃に当時付き合っていた彼女が行って見たいというので、お金無いのに年会費頑張って払って何度か行ったことがある。何とか元を取ろうと1kgのクリームチーズと5リットルくらいのジュースを買って帰り、一人暮らしで消費したところ、健康診断でコレステロール値がA→Cに変貌したという苦い思い出がある。それが原因ではなく、彼女には普通にフラれた。
それ以来コストコはご無沙汰だったが、最近小田原から比較的近い座間店があることを友人に教えてもらったので行ってみたところ楽しくて、ハマっている。2週連続で行ったりする。ベーグルがおいしい。
E-COSTへ行く
E-COSTについては山川さんと守屋さんも気になってたとのことで、行ってみることにした。
小田原の下大井にある「E-COST」って、コストコで仕入れて転売してるってこと?中々パンチのある商売だな。
— つかD (@tuka1231) 2022年10月1日
手数料乗ってるだろうし、大人しく座間行った方が健やかな気がするけど、ここで買うメリットあるのかな? pic.twitter.com/bZ1LIHSmWX
「E-COST」でコストコと同じものが買える。しかもE-COSTは会員制じゃないから、年会費も要らないみたい。どういう商売なんだろ。普通にコストコで買ったものを転売しているだけ?
<E-COSTのインスタ>
https://www.instagram.com/e.cost_costco/
お店の中に入ると、小さめのコンビニくらいの店内の広さ。レジと棚、冷蔵庫と冷凍庫がある。必要最低限という感じ。入って右手の棚には洗剤などの生活雑貨やスパイスなどがある。
イーコストと座間のコストコ両方行って価格比較
E-COSTに行ったその足で座間のコストコへも行ったので、商品の価格はいくつかはっきり比較できた。まず、コストコの定番商品であるペーパータオル。E-COSTでは3,640円で、本家コストコでは2,098円。1,500円とは思い切った上乗せだ。後は、コストコの定番商品クマのはちみつ。E-COSTでは1つ1,480円。本家コストコでは3つで3,168円。1本あたり約1,000円だから、こちらは500円高い。
仮に1,000円で+500円とすると、年間10,000円分買うならコストコの年会費を上回るから、コストコの会員になった方が良いという計算になる。それ以下ならE-COSTの方がお得だ。
コストコって大容量商品が多いので、割と高単価なものが多い。そうすると10,000円は2,3回行けば達する人が多いのではないか。1回会員になれば1年間は入り放題なわけだし、ごく限られた状況以外は年会費払ってコストコ行く方が賢明だと思う。E-COSTで買う方が良いケースは、強いて言えば「どうしてもコストコのあれが食べたい!」となり、かつその商品がイーコストにあり、かつコストコに行く時間がない時くらいか。他に思い浮かばないから、なんかあれば誰か教えて。
「コストコ行ったことないけど、商品を試してみたい」という利用ケースもあり得るけど、コストコの最大の魅力は商品そのものというよりあのだだっ広い倉庫で色々見て探して楽しむところにあると思うので、イーコストで商品を試しただけで良し悪しを判断すると見誤るのではと思う。
あと一つ、ちょっと気になることがあった。E-COSTで売ってる食品についてだ。
イーコストで売ってる食品の消費期限と「加工」
まず雑貨の近くに売ってるパンを見た時に気づいたんだけど、コストコとラベルが違っている。例えばコストコのパンは製造者が「コストコホールセールジャパン(株)」となっていて、KIRKLANDというブランドロゴが入ったラベルがついている。一方、E-COSTのパンには「製造者」はなく、「加工者」として「E-COST」のラベルがついている。
これって、どういうことなんだろうか。コストコで買ってきたものを袋詰め替えて「加工」としている?仮にそうだとすると、E-COSTが記載している消費期限はどのような意味なんだろうか。元の消費期限を踏襲してるのだろうか。特に説明は見当たらない。
それとも、E-COSTがコストコと関係なく製造もしている?でも見た目はコストコで売っているものとソックリだ。謎は深まるばかり。
イーコストの店舗に入って入口正面には大きな冷蔵庫があって、中には冷蔵系の商品、例えば中に野菜や肉が入ったサラダラップなどが売っている。冷蔵庫もあって、そこにはベーグルやパンが冷凍して売っていた。コストコではちまちまとベーグル1個売りなんてしないし、ベーグルを冷凍で売ってるのも見たこと無い。これもオリジナル加工?
以上を踏まえると、E-COSTはコストコのものをそのまま仕入れて売ったり、何らかの加工を加えて売ったりしているっぽい(あくまで想像)、ということになる。個人的には「加工とはなんなのか」や「加工品の消費期限をどのように設定してるのか」などが明らかにならないと、少なくとも食品に関しては値段以前に買う気が起きない。E-COSTがきちんと情報発信してくれると良い。
あとはこういった転売が本家コストコの規約的に問題ないなら、(※追記)それも大々的に打ち出した方が商売的には良いアピールになるのではないだろか。そのへんがクリアになれば、ベーグルやパンは買うかもしんない。
ただ、私がコストコに行く理由は、あのだだっ広い店内で色々商品を見ながらダイナミックに大容量を購入することによるストレス解消だと思ってるので、私は基本今後もコストコへ行きます。年会費払っちゃったし、ソフトクリームがデカいし。
※追記
運動不足で平塚の個サルに行き始めました
運動不足解消のため、最近フットサルの個人参加に週1くらいで行っている。一人だと続かないけど、会社のフットサル好きと一緒なので良い。よく行くのは平塚のららぽーとの近くにあるSHONAN TANABATA FIELD。小田原から西湘バイパスつかって30分くらい。ここの個サルが良い理由はいくつかある。
①休憩時間が少ない
個サルって大体1面あたり15人~20人くらい募集するけど、そうすると4チーム回しになる。時間は2時間が多いけど、4チーム回しで1面しかないと2連続休憩がある。ゴレイロも交代でやるから、フィールドのプレー時間って40分くらい。一方SHONAN TANABATA FIELDは募集人数30~35名と多いけど、コート3面使ってやるから、ほぼ休み時間が無い。運動不足解消にはもってこいだ。
②勝敗にほんの少しこだわる傾向
個サルのつまらない理由に「まったく勝ち負けにこだわらない」というのがある。寄せ集めのチームだし、ガチガチにやるのは流石に無いけど、僕の行ってる「ガチクラス」というのだと多少勝とうとする雰囲気がある時がある(無いときもある)。やっぱりゲーム形式でやる以上、お互い勝とうとしないと何も面白くないので、多少でもその雰囲気があると楽しい。
③「ガチクラス」のレベルがちょうど良い
「ガチクラス」の募集でレベルについて「かなりの経験者」とあった。ただでさえ大したプレイヤーではなかった&なまり切った状態でガチの競技の人たちとやったら普通に死ぬ。怖かったけど、自分を追い込むつもりで参加してみたところ、現役の競技フットサラーというのはいないか、いても少なそうだった。少し前まで高校でサッカー部だったような走れる若者が多い感じ。あとは、話をした人の中では社会人サッカーをやっているという人がいた。いずれにせよガッチガチの競技フットサラー達に時間いっぱい蹂躙されるということは無かった。そんな人は個サルに来ないか。杞憂。もちろん、普通にうまい人は多くて、特にディフェンスでは案山子のように突破されています。
そんな感じです。時間は20:30から22:30までで、終わった後はファミレスでご飯食べて反省会。これが懐かしくて楽しい。続けられそうです。
小田原にある「更生保護法人 報徳更生寮」はどんな施設課か。実際に行って話を聞いた
- 小田原にある「更生保護法人 報徳更生寮」って実際どんな施設なのか
- 報徳更生寮の歴史
- 報徳更生寮の中を見学させてもらった
- 入寮者はトラブルを起こさないのか
- 報徳更生寮での食事はどんなものか
- どのような犯罪を犯した人間が入所しているのか
- 受刑者の出所後は民間頼み?
- まとめ

小田原にある「更生保護法人 報徳更生寮」って実際どんな施設なのか
先日、小田原移住仲間の元タンクトップ後藤氏に声を掛けて頂き、お茶畑の雑草取りのお手伝いをしてきた。自分も世の中的には要らない草、雑草寄りの人間なので、仲間を根こそぎ抜くのは心が引けたが、そこは雑草。茎の途中であっさり切れてしまい、根っこまでは中々きれいに抜けない。人間と一緒だな。ということを考えていたらアッという間に時間が過ぎた。
さて最近、とある事情により報徳更生寮という寮に興味を持った。インターネットで調べても、あんまり情報が出てこない。「犯罪を犯した人の出所後の生活をサポートする寮」ということは分かったが、それ以上が分からないので、行って聞いてみた。完全なるアポなし突撃だったが、事務員の方が快く対応してくれた。*1
同じくこの寮について知りたい人がいた場合、情報が無さ過ぎて困ると思うので、その人たちに向けて&備忘録として書く。
報徳更生寮の歴史
建物は10数年前に建て替えられて新しいが、この寮の活動自体は関東大震災の頃ということで、非常に歴史があるという。罪を償い出所しても、生活を構築できずに再犯してしまうケースが多々あるため、そうならないようにサポートする施設。この寮に住みながら仕事をして生活資金をため、自立していくという。寮の従業員は5名。入寮者は現在約25名(訪問時点)。小田原少年院があったから、若い人のための寮なのかと思いきや、多くは成人で、若い人は少数に制限しているとのことだ。
報徳更生寮の中を見学させてもらった
事務員の方に館内を案内して頂いたが、どのフロアも凄く手入れ、掃除が行き届いていて驚いた。風呂場もトイレもピカピカだ。聞くと、今入所されている寮生が自主的に掃除をしてくれているとのこと。管理人さん曰く、「トラブルメーカーがいて寮の雰囲気が悪いときは風呂場が汚くなる」という。見せていただいた風呂場は、めちゃくちゃピカピカだった。それに加えて、今の寮生は自主的に近隣のごみ拾いもやっているという。今は寮の雰囲気が良いらしい。
入寮者はトラブルを起こさないのか
この寮の入寮期間は最大でも6か月と短いため、人の入れ替わりは多い。寮の人が全国の刑務所に赴き、仮出所する方と実際に面談し、犯した罪の内容、集団生活ができるかどうかなどをチェックし、入寮を決めているという。勿論目利きは100%ではなく、集団生活になじめない人がいたり、ごく稀にではあるがトラブルを起こす人もいるという。寮のすぐ近場でのトラブルはさらに稀で、通常電車に乗ったりして多少離れた場で起こすという。トラブルの内容としては無銭飲食や盗撮などが主という。
トラブルの程度について、重大な事件は昨今起きていないとのことだ。ただ、昭和の終わりごろには、寮内で注意された入寮者が、その腹いせに近隣の民家に火をつけたということもあったという。
退寮後の再犯については、残念ながら少なくないとのことだ。元犯罪者が新たに落ち着いた生活を手に入れるのは大変なことなんだろうと思う。
寮の空き部屋を見せてもらい、ベランダに出る。外を見ると、目の前は既に役目を終えた小田原少年院。久野の山々も見える。良い眺めだ。
報徳更生寮での食事はどんなものか
食堂も案内して頂いた。寮生の方が2名いたので挨拶させて頂いた。食堂には立派なキッチンが併設されている。以前は寮の従業員に調理担当がいたが、辞めてしまったため、現在は業者に依頼しているという。1人あたりの1日の食事にかける金額は1,200円と法務省に決められているとのことだ。中々シビアな金額である。寮生はこの寮から仕事に出るため、昼飯は弁当を持たせてやりたいが、夏場で食あたりのリスクがあるため、弁当のかわりに現金400円を渡しているという。そうすると残りは800円。これを朝300円、夜500円に分けて、その予算でご飯を提供する。献立を見るとおいしそうな品目が並んでいるが、工夫と苦労の賜物だろう。
どのような犯罪を犯した人間が入所しているのか
率直に質問したところ、すんなり答えて頂いた。殺人や強盗などの重大犯罪を犯した人間は基本的には入所せず、軽微な犯罪を犯してしまった人が主。ただし、痴漢や性的ないたずらなどの性犯罪者が入所する可能性は「ゼロとは言えません」とのことだ。
前述のとおり半年程度で入所者は入れ替わるので、「今現在どんな犯罪歴の人が入所してるのか」というのを継続的に把握し続けることは困難だ。既に罪を償い出所してきた人をことさらに異物視するのも良くないとは思うが、「痴漢や性的ないたずら」に関しては結構問題が深い。入所者を物理的に制御する何かがあるわけではないので、近くに住んでいる小さなお子さんがいるご家庭は不安を感じる人もいるかもしれないし、その不安は合理的なものだと思う。
受刑者の出所後は民間頼み?
この寮を含む厚生保護施設は法務省から補助金を得ている。金額を調べたところ、少し古いが平成20年の資料を見ると年間約3千7百万円だ。
http://www.moj.go.jp/content/000024528.pdf
もっと手厚くならないものかと思う。そもそも民間業者に任せる事業ではない。しっかり公的に面倒を見るべきで、それができないなら十分な金額でフォローしてほしい。これも調べたところ職員の平均給与は22万円。ボーナス無しではワープアだ。ボーナスがあって、仮に年収400万円だとすると、5人雇って2,000万円。のこり1,700万円でこの特殊な寮を日々運営し、各地で面談をして入寮者を集める活動をしている。もちろんこの金額には食事代も含まれているだろう。到底利益目的で割が合う事業ではなく、公益性の強い取り組みであるにもかかわらず、冷酷とも言える金額だと思う。犯罪を犯した者のためではなく、再犯によって将来傷つく人を減らすことが重要なので、出所後自暴自棄にならないよう、税金使ってキッチリ仕組みを作ってほしい。
寮内の壁に巨大なアシダカグモを発見したときは心臓止まるかと思ったが、それ以外にはトラブルなく見学終了。
まとめ
まとめるとこんな感じ。
行って見るまでは「元受刑者が沢山いるなんて怖いな」と思ったが、実際見て話を聞くと、やれることは最大限やって運営されていると感じた。ただ、食事の予算や、職員の人数を見るに、お金が足りなそうだと感じた。お金が足りなければ管理すべきところも疎かになる。
一度犯罪を犯した人間が、出社後に生活がままならず自暴自棄になった場合、まっとうに生きている人間が結果的に傷つくことにつながる。きちんとリスタートできる環境を提供することを民間に丸投げするのではなく、国や自治体が主導権を取って、予算を付けて仕組みを作ってほしい。
*1:通常この対応をして頂けるとは限らないので注意