小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

地球最遅「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 グランドファイナル」観戦雑記

かつてのフットサルチームメイト平に誘ってもらい、人生初のゲーム大会観戦に行ってきた。1/21(土)に行われた「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022 グランドファイナル」というストリートファイター5の大会。

自分のストリートファイターの思い出は、小学生だった頃にスト2がメチャクチャ流行って、どうしても欲しくてコツコツ貯めたトイカード(1枚100円のカードダスみたいなもの。100円でおもちゃ屋で使える)を全放出して購入したけど、全然友達に勝てなくてすぐ飽きた、程度のもの。その後続編のストZEROが出た時に買ってみたけど、やっぱりあんまりやらなかった。だから、スト5については大体どんなゲームかは分かる程度の知識。

特に大会や出場者についての予習はせずに当日。TFTホールという東京ビッグサイトの近くにあるホールが会場。大会は13時からとのことだけど、11時過ぎくらいに平と合流。HUAWEIスマホだからイープラスのアプリが使えず、チケットの受け渡しに難儀する。

自由席のチケットだったが、そこそこ早めに並んだため、無事視界の良い席を確保することができた。席を確保したのち近くのプロントで大会について色々聞いた。

大会概要はこんな感じ。スト5のリーグはここまで3ケ月程運営されてきて、今日はその最終日となる決勝大会。参加チームは3チームで、リーグ本節1位のGood 8 Squad(以下G8)、リーグ上位チームで行われるプレイオフを勝ち抜いたSaishunkan Sol 熊本(以下、再春館)、名古屋OJA BODY STAR Mildom(以下、名古屋)。まずプレイオフを勝ち抜いた再春館と名古屋が戦い、勝者がG8とやって勝った方が優勝。

名古屋OJA BODY STAR Mildomには、ジャンルの知識がほぼゼロの私ですら名前と顔が一致する超有名プレイヤ―である「ウメハラ」こと梅原大吾選手がいるという。これは楽しみ。

13時の開始までまだ時間がある。会場には物販やレッドブル飲めるバーなどがあったが、6月に発売を控えたスト6の試遊台があったので、やってみることにした。時間が早いのか全然混んでなくて、すぐ順番が来た。自分は昔使ってて技の出し方が分かるリュウを使ったら、波動拳とか昇竜拳のコマンドは全然変わってなかった。でもなんか色々ゲージがあったり、実況が付いてたり、なによりグラフィックが綺麗で驚いた。鉄拳みたいに3Dじゃなくて2Dなんだけど、立体感がある感じ。

物販も冷やかしたけど、全然好きな商品が無くて残念だった。絵柄が全部デフォルメっぽい感じ。年齢層が小中学生なら良いけど、来場者を見るとそこそこいい歳の人が多いように感じたので、もうちょいなんとかしてほしかった。スタッフの人が着用していた大会ロゴのキャップはかっこよかったけど、物販に無し。平に聞くとAmazonで買えるらしい。わざわざAmazonで買うほどではない。出場チームの商品が現地で売ってたら買ってた。G8のパーカー着てる人が何人かいたから、これもネット通販なのかな。会場で売ってほしかったな。

13時になって大会が始まる。実況を行うのは先ほど試遊したスト6のゲーム内実況も担当しているアールさんという方。平曰くいつもストリートファイターの大会を実況しているレジェンドらしい。

対戦形式はこんな感じ。
・チームメンバーは4名で、そこから先鋒・中堅・大将の3人を選抜する
・先鋒戦・中堅戦・大将戦、それぞれ勝利すると10pt、10pt、20ptがもらえる
・70pt先取したチームが勝利
 ┗大将戦が終わっても、どちらかが70ptに満たなければまた先鋒戦に戻る。

先鋒戦・中堅戦・大将戦の1巡で得られる最大は40ptなので、どんなに短くても2巡目の大将戦までは行くことになる。また、最長は3巡目終わって両チームが60ptずつ獲得で並ぶ展開。そうなると次の先鋒戦が実質上の決定戦となる。

初戦はYHC-餅対ウメハラ。まず最初にYHC-餅って名前に引っかかっていたが、なんか顔を見て納得した。確かに彼はYHC-餅顔をしている。説得力がある。YHC-餅はダルシムウメハラはガイル。「ウメハラが一番強いんだろ、ウメハラ頑張れ」と思ってたら、解説を聞くにどうやらキャラの相性ではダルシムが有利らしく、実際リーグ戦では餅ダルシムウメハラが全然勝ててないとのこと。とにかくウメハラ頑張れ。ウメハラと同い年、41のおじさんの純粋な祈りが通じたのか、ウメハラガイルの距離を潰す作戦が見事にハマり、勝利。良かった。

その後、数ゲーム見ていて、正直試合を見ていても具体的に何が凄いのか分からないんだけど、距離感がメチャクチャ重要だということは分かった。ボクシングの試合のように、前後としゃがみで間合いを超細かく調整して自分の攻撃を当てに行く感じ。井上尚弥の試合を見ているようであった。

あと、もう体力ゲージがほぼ無い状況からの逆転が結構多い。コツコツ削った方が削り勝つと、そこまでの緊張感が報われた感じがあって良いなと思った。ふ~ど選手のポイズンが1巡目でシュート選手に勝った試合はそんな感じで凄く面白かった。

結局両チームの試合は60ptで並ぶという、一番長いパターンになり、最後は再春館のシュート選手と名古屋ウメハラの決勝戦ウメハラを応援していたんだけど負けてしまい、残念ながら名古屋はここで敗退。

この時点で開始から4時間くらい経っていた。スゲー長い。まあでも再春館の選手はこれをもう一回やるのだから、エグイ大会だなと思った。1日のスポーツの大会で今まで見た中で一番長かったのは、テレビでいつか見た全豪オープンジョコビッチナダルで6時間くらいかかったのがあったけど、決勝も入れたら確実にそれを超えてくる。恐るべし、イースポーツ。

休憩でレッドブルテキーラを飲んで、いよいよ決勝。

決勝から出てくるのはGOOD 8 SQUAD(以下G8)。ぷげら選手とかどぐら選手とか、北斗の拳の断末魔みたいな名前の選手が多い。先鋒戦はG8がガチくん、再春館がYHC-餅。ウメハラ倒して勢いに乗る餅ダルシムが戦勝。続く中堅戦はG8のぷげら選手が勝利。対象はG8のカワノ選手対初戦で大活躍したシュート選手。ここでカワノ選手が選んだのがルークというキャラ。横にいた平の解説によれば、最初は強かったんだけど、アップデートで弱体化したり、対策されまくったりして使われにくくなったキャラとのこと。このキャラが発表されたときはジーコジャパン巻誠一郎発表時のようなどよめきが会場に発生した。

結果的にはこのカワノルークがシュートを破り、2戦目の大将戦もぷげら選手のバイソンがシュート選手のユリアンを破り。大将戦は20ptなので2回落とすと大きくリードされてしまう。最後はネモユリアンがプゲラバイソンに負けて終戦。G8が優勝となりました。

終わった時には9時近くになってたのかな。小田原まで帰らねばならなかったので、平と晩飯も食えずに帰宅。