立ち飲みとは立って飲むこととみつけたり
引っ越して早2ヶ月。
もうだいぶ慣れた。
会社の人に,「なんか良い店あった?」と聞かれたんだけど,
最寄り駅ではあんまり食事をしてないので,
前回友達と行った焼肉の話をした。
他の店もそろそろ開発せねば。
ということで,行ってきました「立ち飲み」。
実家の方の駅には,このスタイルは無かったので,
ずっと気になってた。
会社終わって電車で帰る。
改札出て直ぐのところ。
店構えはラーメン屋みたい。
そとから見える店の中もラーメン屋みたい。
つまり全部ラーメン屋みたいだってこと。
勇気をだして入店。
「イラサイマセー」
「↑↓↑→→→→」というイントネーション。
これは日本人では無いなと思ったら,
奥のおばちゃんは日本人みたいだった。
店員さんは日本の方ではない若めの女店員と,
奥で常連とくっちゃべってるオバ店員2人。
狭い店内に,客は7人。
30歳位のスーツ男が2人で飲んでる以外は,
先週行った場外馬券場にいそうな感じ。
いや,絶対いた。
カウンターに立って,日本酒を注文。
テレビでは巨人VS日ハム。
テレビの前でおっさんが巨人の首脳陣をぶった切り。
堀内監督が聞いたら泣いちゃうと思う。
このぐだぐだ感は,なるほどなかなか心地がよいぞ。
くるしゅうない。
キムチと餃子とモツ焼きを食べた。
味は普通だけど,腹が減ってたのでウマイ。
さっきから視線を感じるぞ。
間違いない,隣のおっさんがちらちらこっちを見てる。
40半ばくらいか。
俺のこと好きなんじゃないかってくらい見てる。
どうしようと思ってたら話しかけられた。
「お一人ですか?」
一人で飲みたかったんだけど,話しかけられては仕方ない。
これを無視できるほど剛胆BOYではないので,
「はい,そうです。一人です。」と教科書の様な受け答えをした。
若いのに立ち飲みで日本酒とはしぶいねえ,嫌なことでもあったの?とか,
この辺りに住んでんの?とか聞かれた。
おっさんはずっとこの駅の近くに住んでるとのこと。
結婚してて,子供の話を楽しそうにしてた。
途中からは僕も少し質問したりして,
盛り上がった。
財布のヒモは奥さんが握っていて,お小遣いが少ないと嘆いていた。
だから,安い立ち飲みに良く行くそうだ。
渋谷のオイシイ立ち飲みやを教えてもらった。
その後おっさんはぐだぐだ他愛もない話をし,
「そろそろ帰らないと子供が」と言って帰っていった。
時間も遅くなっていたので,僕もその後直ぐにお勘定をした。
初めての立ち飲みは難関だった。
だって,知らない人に話しかけられるってのは緊張する。
アイアムシャイボーイ,OK?
とりあえず帰って肉焼いて食ってネタ。