小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

ミラノ在住、勝ち組の景色を手に入れた友人と2人でスコットランド周遊旅 〜失われたネッシーを求めて〜

大学の友人、遠藤との二人旅

大学でできた数少ない友人のうちの1名。それが遠藤。頻繁ではないが、何度か二人で海外旅行へ行ったことがある。これまで行ったのは、卒業旅行のフランスとスペイン、社会人になってからは香港、マレーシア。

そんな彼は今、仕事でイタリアのミラノに住んでいるので、遊びに行くことにした。ちなみに遠藤は2回目のイタリア駐在で、前の滞在中にも僕は一度遊びに行ったことがある。

過去の旅記録

<香港編>
https://tukamen.hateblo.jp/entry/2008/12/03/190237

<イタリア旅行・初回訪問編>
https://tukamen.hateblo.jp/entry/2010/11/02/011638

<マレーシア編>
https://tukamen.hateblo.jp/entry/2013/06/22/005626

僕には海外、遠藤にはホームタウン

遠藤も「せっかくだしミラノを出て旅行に行きたい」という。そりゃそうだ。どこの国に行くか考える。遠藤が何やらシェンゲン協定云々で、年末はヨーロッパのほぼ全部の国に行けないという。消去法でスコットランドに行くことにした。ネス湖に行くことができそうだ。ネス湖以外の旅程は全て遠藤に任せた。

出発の1か月ほど前に、アナザースカイでビビる大木氏がネス湖を訪れるという、「ネス湖かぶり事件」は発生したが、それ以外の大きな問題はなく、旅行当日を迎えた。エクスペディアで一番安かった、ワルシャワ経由。往復11万円。クソ安い。欧州どうした?

12/22 旅立ちの日。

空港のローソンで、遠藤から要求された「悪魔のおにぎり」と大福を購入し、搭乗。ポーランド航空初めて乗ったけど、特に不満はなかった。機内では、シュガーラッシュ、ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日、花火の3本を鑑賞した。

トラのやつは前にも飛行機で鑑賞したんだけど、英語だけで何言ってるかよくわからなかったので、再チャレンジ。日本語字幕はなかったが、漢字(中国語?)の字幕があったので、なんとなく大意をつかむことに成功。ようやくオチを理解できた。怖。

シュガーオンラインは今CMやってるやつかと思って「なんかネットの世界で色々やるんじゃないの?」と思ってたら、それの前作だった。ファミコンぽい映像が多くて面白かった。

11時間半乗って、ワルシャワショパン空港に到着。あまり大きくはなかったが、売店は充実していて楽しかった。日本の百貨店でよく見るオシャレな皿が売っていた。海外の空港はワクワクする。文化の違い、知らないものは楽しい。

伊勢丹とかに売ってる気がする皿
伊勢丹とかに売ってる気がする皿

乗り継ぎの猶予は2時間ほど。500mlの缶ビール1本飲んで待つ。再び飛行機に乗って、マルペンサ空港へ。ここからは2時間なのですぐだ。

地ビール(?)閑散とした乗り継ぎロビー
地ビール(?)と、閑散とした乗り継ぎロビー

時間が少し巻き戻って、12/22の18時30分にマルペンサ空港に到着。前に来たのは7、8年前だったが、飛行機から荷物引上げのところに向かう緑色の通路は前回来た時と変わらなくて、懐かしさを感じた。荷物引き上げのところは以前はもっと暗かった気がする。改修されたのだろうか。

マルペンサ空港の緑色の通路マルペンサ空港の荷物受け取り場所
マルペンサ空港の緑色の通路と、荷物の受け取り場所

迎えに来てくれていた遠藤と合流。久々に会ったが、驚くほどイタリアに身も心もフィットしていた。スパッツ?というほど体にピタっと張り付いた黒パンツ。大きく開かれた純白のシャツの胸元からはマリオみたいな胸毛が顔を出し、ジローラモとトニークロスビーを足して2で割ったような顔になっていた。これは100%真実である。疑う方はミラノで確かめてほしい。

鉄道から地下鉄を乗り継ぎ、遠藤の住んでいるマンションへ向かう。到着して驚愕した。めちゃくちゃ高そうなマンションの上の方の階。

近くには高層ビルが2本立っているくらいで、他に高い建物がないため、見晴らしがとてもよい。遠くにはミラノの観光名所であるドゥオーモが見える。近くには二子玉ライズ的なショッピングモールもある。東京で言えば武蔵小杉にあたる、再開発で脚光を浴びている地域とのこと。

遠藤がブラックビジネスに手を染めるのと引き換えに手にした夜景
遠藤がブラックビジネスに手を染めるのと引き換えに手にした夜景

そのあまりに立派な住まいを見て思う。「何か悪いことをしてお金を稼いでいるな」と。ただ、久々の再会でいきなりそこを指摘して険悪になりたくない。この時は質問はしないでおいた。しかし、旅行後半で、遠藤が恐るべきブラックビジネスに手を染めていたことが明らかになるのであった。

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伊豆の観光名所|最強珍スポット『まぼろし博覧会』へ行ってきました。【2018年・秋】

念願。伊豆が誇るマジカルワールド『まぼろし博覧会』へ行ってきた。

まぼろし博覧会、ずっと行きたかった。

ワンダーJAPANか何かの珍スポット特集で巨大聖徳太子の画像を拝見してから、ずっと恋焦がれていた。

この前「伊豆アニマルキングダム」に行ったとき、すぐ横を通ったのに、時間が無くて立ち寄ることができなかった。

その悔しさをツイートしたところ、館長のセーラちゃんからコメントを頂き、「必ず年内に訪問する」と決意。

そして遂にその日が訪れた。3連休真ん中の土曜日。朝から洗濯を済ませると、車に乗り込む。西湘バイパス、真鶴道路を経ながら、国道135号線を南下。

特に激しい渋滞などには巻き込まれなかったが、「まぼろし博覧会」に到着したのは13時過ぎ。

駐車場に車を停め、「まぼろし博覧会」と書かれた門がある、入り口と思しき場所へ向かう。そこでは館長のセーラちゃんと、世直し王様がお客さんと話をしていた。

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まぼろし博覧会の入口

近づくと、セーラちゃんが寄ってきて、名刺をくれた。セーラちゃんに入館料を渡そうとすると、受付は少し奥に行った所だから、そこで支払ってくれと教えてくれた。

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▲セーラちゃんがくれた名刺

入り口は少し坂道になって、脇には桃太郎と鬼が仲直りしている像や、逆立ちした金太郎、白塗りでセーラー服を着たゴリラなど、どこに出しても恥ずかしくない奇妙な置物が置いてある。

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▲仲直りする桃太郎と鬼、そして逆立ちした金太郎

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野生爆弾くっきーを彷彿させる白塗りセーラーゴリラ
受付には女性が一人。ここで入場料1,200円を支払う。
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▲受付にあるマネキン

受付の前は3方向の分岐になっていて、地面に1,2,3と書いてある。受付の方が「順番にお進みください。」というので1から行くことに。
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ルート1のメインは聖徳太子像。そして唐突な鳥谷二千本安打。

1は受付の小部屋の脇の道。入ってすぐはお土産コーナー。缶バッジや改造したリカちゃん人形(?)みたいなのが売っている。「安全帽子」という名のヘルメットも売っていた。それを過ぎると、本コーナー。これも売り物らしい。「ハッカーの学校」など、データハウスという出版社の書籍が多い。そこには勿論理由はあるのだが、それは各人で調べていただきたい。(すぐわかる)

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データハウス社の本が多い

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革ジャン着るタイミングを失ったポエム

革ジャン 革ジャン

革ジャンっていつ着ればいいの?

肌寒いとき?夜遅く?


革ジャン 革ジャン

革ジャンっていつ着ればいいの?

遠藤の結婚式でハワイに行ったとき 

勢いで買った革ジャンよ


革ジャン 革ジャン

革ジャンっていつ着ればいいの?

ママチャリにリュック

ライフスタイルと合ってない


革ジャン 革ジャン 革ジャン

メルカリで売ろう

LG gram 14Z970-GA55J|めっちゃ軽いLGのノーパソを中古で買って満足した話(2018年秋)

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まだ俺は重たいノートパソコンで消耗している@小田原

基本的にはタイトルですべてを言い尽くしている。が、書く。

今使っているパソコンはMac Book Pro。僕にとって人生2代目のmacで、もう10年前のモデルだ。友達の結婚式の動画編集がしたかったので、当時としては割とハイスペックなヤツを奮発して購入した気がする。そのおかげでついこの間まで現役バリバリで使えていた。

しかし、寄る年波には抗えず、今年の頭にハードディスクがぶっ壊れて、高額な修理代(たしか5万くらい)と共にカムバックを果たしたが、彼は記憶の全てを失った。

記憶を失った彼と一緒に、僕は小田原へ引っ越した。

そして現在。持ち運びできる軽いノートパソコンがめちゃくちゃ欲しい。誘惑に異常に弱く、仕事、私用問わず家ではあまり作業ができないので、外で作業したい。

幸い遅くまでやってるカフェがあるから、カフェ行って作業したい。でも、会社から一度家に帰ると家から出たくなくなる。だから会社帰りにカフェ直行したい。でも、朝からカバンに入れて持ち歩くには今のパソコンは重たすぎる(2kgオーバー)。そしてバッテリーも消耗しつつある。

何買おうかな。

買うことは決めた。悩んでいるのは「何を買うか」だ。スペックは最新である必要はない。テキスト書くのと、ネットサーフィンが快適にできればよい。wordは少し欲しいが、無料のテキストエディタでもいい。excelも要らん。

優先度は下記の通りだ。

1.重さ
2.バッテリーの持ち
3.キーボードの打ちやすさ

キーボードは重要だ。押した気がしないやつは嫌だ。大学時代買ったthinkpadはとてもよかった。今のMacはあまり好きではない。最近のは「バタフライキーボード」というのになっているらしいが、あまり評判は良くない。具体的には、キーボードの隙間に入ったホコリやチリが原因で文字が打てなくなる、反復入力される、押したキーが返ってこないなどの不具合が報告されていて、いくつかの改良を経てもまだ根本的な解決には至っていない模様。だからMacはやめようと思う。

https://iphone-mania.jp/news-218987/
https://misc-log.com/macbookpro-butterfly-keybord/

他にこだわりがあるとするならば、国産PCにあまり良い思い出が無いので、外国のが良いというくらいだ。

てことで、LG社の「gram」というやつにしようかと考えている。1kg切る。メチャ軽い。電池の持ちも良いらしい。officeはついていないが、値段は新品で12万~20万くらいだ。中古ならもっと安い。

そういやサッカー仲間でライターのジーニョさんがちょっと前にFacebookで「LGのノートパソコンがよい」と言っていた気がする。

ネットで中古のLG gramを探したところ、「じゃんぱら」というPC屋さんのページが出てきた。どうやら下北沢店に2017年モデルの14インチLG gram 14Z970-GA55J があるらしい。たまたま下北沢を訪れる用事があったので、行ってきた触ってきた。めっちゃ軽い!会社のPCも1.5kgで、家のMacと比べるとかなり軽く感じるが、LGgramの方はもう2段階くらい軽い。これが1㎏を切るということか…。

中古にしては状態もよく、価格は8万5千円。メモリ8GBあるし、第7世代Core i5でスペックも問題ない。というわけで買った。

LG gram 14Z970-GA55J の感想

結論からいうと、めちゃくちゃ満足している。

まず軽さ。体感で言うとハードカバー1冊くらいのイメージで、リュックに入れると全く重たく感じない。これなら毎日持ち歩いても平気だ。

バッテリーについてはカタログ上17時間とのこと。さすがにそれは試せていないが、起きてる間中普通に使ってても余裕がありそう。優れている。

キーボードについては、打感も軽く、非常に打ちやすい。ただ一つ。英字キーボードということで、キーボードに印刷されている文字と実表示が合わない部分があるのは不便。ただ、これも1時間くらい打ってれば慣れた。(これもそれで書いている)

ドブ川を歩く小鳥のような生活をしている僕にしてみれば安い買い物ではないが、長い付き合いができそうで本当に良かった。

熱海伝説|締め出された人間と特殊恋愛

サッカー部の仲間と熱海旅行

小田原の近くには熱海がある。熱海には思い出がある。3年前、高校サッカー部時代の仲間と行った旅行だ。

メンバーはすーさん、フキー、さとし、こたに、僕の5人。すーさんの会社の保養所に、土日で1泊旅行に出かけた。

宿は居住者もいる大きなマンションのような施設。そのうち数部屋をすーさんの会社が保養所として借り上げているとのこと。

僕はその土曜日に予定が入ってしまったので、
夕食時に遅れて合流。宿は木の茂った森の中にあり、周りには民家も少ないが、自然が多くて良い感じだ。

みんなで仲良く夕ご飯を食べたあと、卓球で1時間ほど汗を流し、風呂へ。既に日は落ちていたが、大浴場には露天もあり、満喫できた。

風呂から上がり、着替えて脱衣所を出るとき、まだ着替えていたフキーが「俺タバコ吸ってから戻るよ」と言った。「わかった」と返し、フキ―以外の人間は部屋へと戻った。

部屋ではしょうもない話に花が咲く。一番の話題は「フキーの恋愛」だ。詳細はここでは書けないが、彼は当時の彼女と結構特殊な形態でお付き合いをしていた。それについてあーだこーだ言うのが当時の僕らサッカー部仲間での流行であった。その日も部屋に戻るやいなや、ビールを飲みながらその話。狂気の独身サトシ、離婚ファンタジスタ小谷の酒癖悪い2名を中心に、トークは留まることを知らない。

20分くらいしたときに、僕が気付いた。「フキー遅くない?」

フキーの恋愛の話で盛り上がってるのに、肝心のフキーが全然風呂から帰ってこないのだ。

僕が「ちょっと迎えにいこうかな」と言うと、離婚アーティスト小谷が「彼女と電話してんだよ。大変なんだから。ゆっくり電話させてやれよ。察しなよ。お前の悪いとこだよ」と。

僕も内心呼びに行くのが面倒だったこともあり、「そうね」と納得。またぐだぐだ話し始めた。

さらに20分ほど経過。フキーの事など忘れてフキーの話をしていると、突然すーさんが席を外し、どっかへ行った。僕らは相変わらず気にしない。

そしてしばらくすると、すーさんがフキーを連れて帰ってきた。すーさんは真顔、フキーはなんか不貞腐れた顔。

「お前どこ行ってたの?遅かったね」と言う我々に、衝撃の事実が明かされた。

フキーの修羅場

あの後風呂場を出て、一服しに宿の入り口まで行ったフキー。風に当たろうと自動ドアの先に行ったと言う。そしてタバコを吸い終え、戻ろうとしたら、自動ドアが開かないことに気づく。 どうやらオートロックになっていて、外から入るには鍵がないと自動ドアが開かない仕組みになっているらしい。

鍵穴はあるが、鍵はない。その脇に管理人室につながるインターホンを見つけたので、迷わず押す。しかし応答はない。

焦りが募るフキー。手元には財布も携帯も無い。夜なので辺りは暗いし、周りには店も何もない。漆黒の闇だ。

何度か管理人室のインターホンにチャレンジしたが、不発。一度だけ住人と思しき人がガラス越しに見えたので、ガラスをドンドン叩いてアピールするも、おそらく不審者と思われて無視された。

もう一度宿の入り口近辺をよく見ると、公衆電話があることに気づいた。財布も小銭も持ってないが、緊急ボタンから警察に電話ができる。少し迷ったが、思い切って警察にかけた。

警察の方に事情を説明するも、現在地の住所や場所を説明する情報、この宿が何という名前なのかもわからないフキー。最終的には「逆探知してください!」と悲痛な要望を伝えたところで、あれだけインターホン押しても出てこなかった管理人のじいさんが出てきた。慌てて警察に解決した旨を伝える。

管理人はなぜかキレていた。どうやら警察に電話したことにキレているらしい。会社に連絡がいったりすると厄介なのだろう。フキーもフキーでキレていた。何度もインターホンを押したのに全然出てこなかったくせに、なぜキレられなきゃいけないのか。

ぐだぐだ揉めているところに、すーさんが登場。フキーをなだめつつ、部屋に戻ってきた。

という顛末だった模様。フキーは相当消耗した顔つきになっていたが、僕らは涙が止まらないほど笑った。

俺らが楽しくお酒を飲んでる時に、フキーが必死にそんなことをしていたかと思うと、とにかくおかしい。

小谷理論。「フキーは彼女と携帯で話ししてる」という説だったが、僕らがお酒を飲んでるすぐ脇に、そこにいる誰のものでもない携帯がずっと置いてあったのだ。そしてそれはやはりフキーの物であった。ちょっと考えりゃわかるが、その時は誰も気づかなかった。

そして、やはり特筆すべきはフキーと「現地の方」との相性の悪さだ。とにかくどこに旅行行っても誰かと揉める。別に気が荒いとかそういうんじゃないんだが、とにかく旅行先で出会う人と相性が悪い。今回の場合は管理人のじいさんだった。以前の旅行では、スノボの板を山で失くしたフキーと宿のじいさんとの名勝負もあった。

最後にすーさん。やはり頼れる。すーさんがいなかったらフキーはずっと宿のじいさんとバトルをしていただろう。

あれから3年ほど経つ。フキーの恋愛はどうなったかというと、未だにその彼女と特殊な恋愛を続けている。僕らはというと、集まる度毎回フキーの恋愛の話をしている。

小田原に移住して半年が経った。現状報告。

小田原に移住して半年が経った。

いまんとこ特にストレスは無い。生活リズムが安定したことで、むしろ健康になっている気がする。

そもそも、自分としては母方の実家がある新潟の田舎がめちゃくちゃ好きなので、「田舎の暮らしの方が自分に合ってるんではないか」と思っていた。

そんなことを誰かに言うと、娯楽が無いことや閉鎖的な地元民などを挙げつつ、「田舎に住んだことないからそう思うんだよ」とか「たまに行くのと住むのは違うから」と言われることが多かった。それはそれで、そうかなあと思うこともあった。実際正しくもあるだろう。虫あんまり好きじゃないし。

ただ、そういう意見だけでは「体験してみたい欲」を抑えるにはいたらない。何か一番ネックだったかと言えば、やはり収入だ。人間、ご飯食べれないと実は死ぬ。仕事が無いと困る。

そんな障壁がまさにひょんなことから解消したのが今年の2月。小田原の会社で働けることになった。僕の人生の中に「田舎暮らし」を実際に体験させてくれる縁があったことはありがたい。快く送り出してくれた会社に感謝しているし、採用してくれた会社、決断を尊重してくれた家族には感謝するとともに、いずれは「お前ら感謝しろよ~」と偉そうに言えるような役割を果たさなくてはいけないな、と思う。

仕事の話は置いといて、生活の話。

とてもいい感じだ。一番気に入ってるのは高い建物が無いこと。山が見える。富士山も見える。空が広い。唯一の難点は鳥が多いことだ。前も書いたが鳥フンがすごい。車にもかかる。

でも概ねは満足している。おいしいアイス屋も見つけたし、小田原での友達もできた。この前は小田原が誇るDEEPスポット「宮小路」ではしご酒してきて超楽しかった。だいたいどこで食べても魚はうまい。

これが食べたきゃあの店みたいな感覚も徐々に養われてきている。もっといろいろな店を発掘したいなあ。

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▲小田原にある「墓石のドライブスルー」

湘南地域に唯一の酒蔵|熊澤酒造による「KUMAZAWA SAKAGURA FEST 2018」へ行った話

湘南地域唯一の酒蔵、熊澤酒造による祭り

10/6,7,8で開催されていた、湘南地域唯一の酒蔵「熊澤酒造」によるオクトーバーフェスト。会社の方に誘っていただいて、行ってきた。

相模線の香川駅というのが最寄り駅。初めて乗ったよ、相模線。単線。駅前にはソバ屋が1つと障子が焦げた民家くらいで、他には何もない。

駅から住宅街を歩く事7分ほど。熊澤酒造があった。入り口のあたりには「MOKICHI」と書かれた古い機械が。社長の名前が「茂吉」らしい。

11:30開場で、僕らが到着したのは10:45頃。駐車場には、既に行列ができていた。この日は台風の影響によるフェーン現象とやらで、異常な暑さになっていた。並んでる人はみんな汗だくだ。早くビール飲みたい。

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▲開場前の行列。とにかく暑い

開場。チケット購入。場内へ

ようやく開場。前売りチケットもあるらしいが、僕らは買ってなかったので、その場で購入。1人5千円。それでフード&ドリンクチケットが11枚と、グラス1つがついている。グラスは熊澤酒造のロゴであるエボシ岩のマークが入ったもので、そのまま持って帰ることができる。ロゴの色は毎年違うらしい。

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▲グラス。置いてある絵もおしゃれ
▲グラス

開場は熊澤酒造の敷地内、複数のレストランと、中庭がある。レストランは通常営業もしているらしい。

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▲良い雰囲気の会場

蔵元料理 天青(和食)、MOKICHI TRATTORIA(イタリアン)、mokichi wurst cafe(カフェ)があり、この日はそれぞれで異なる種類のビールやお酒を提供している。

特徴的だったのは、敷地内の雰囲気の良さ、カッコ良さ。それぞれの建物は古いが、清潔感があり、古さを感じさせない。置いてある道具も雰囲気があって良い感じ。

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▲水が出ている

飲み物ラインナップ

飲み物は1杯チケット1枚。食べ物は物によってチケット枚数が違う。追加チケットは5枚2,000円と10枚4,000円。カフェで売っているパンや、ソフトドリンクなどは現金で買える。

ビールは11種類。結構フルーツ感の強いものが多い。僕はどっちかというとフルーツ感は少なめなのが好きなので、「アルト」という琥珀色のやつがおいしかった。日本酒は「天青」、「かっぱの純米吟醸」の2種類があり、どちらもおいしかった。

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▲豊富な種類の飲み物

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ポートレートモードでの撮影に失敗し、心霊風になった日本酒

食べ物も種類が豊富。一番おいしかったのは外で焼いていたソーセージ。

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▲ここのソーセージがおいしかった

混雑具合と席確保の重要性

この日は3連休の中日で、一番混む予想だったらしい。それにしても人が多かった。何回か参加したことがある方も「今年は人が多い」と言っていた。椅子もほぼ埋まっており、立ったままの人もパラパラ見かけた。開場から30分くらいまでは割と席に余裕があるように感じたので、朝11時くらいを狙っていけば良いと思う。

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▲灼熱のテラス席

あと、席取りも大事。オクトーバーフェストだし、屋外で飲みたかった僕らはテラス席を確保したんだけど、この日は失敗だった。とにかく暑い。パラソルがある席ではあったけど、太陽の位置と共に影が移動し、日陰を外れた瞬間に灼熱。僕はおもに右半身を焼かれる感じで、日焼けセンターマン状態になってしまった。

あまりの暑さに耐えかねて店内の席を探したけど、その時にはもうすでに満席となっていた。暑い天候の場合は、雰囲気よりも実利重視で屋内の席に座っておくほうが無難だと思う。

総括

ビールは流石酒蔵という味。特に日本酒は本当においしかった。人がとても多かったので、祭り感があってよかった。一方で暑さは非常に過酷だった。帰りは茅ケ崎で2次会して帰宅。

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▲チラシ