【インスタ地獄変】外国人大量タグ付け事件【tukad】
インスタとの出会いとブランク。そして大量の「通知」
僕はinstagramをやっている。そして、数年前からおかしなことに巻き込まれて続けている。
僕はインスタのアカウント、結構早くに開設した方だと思う。最初の投稿は2012年の10月。愛犬の写真をアップしている。wikipediaによれば、日本語アカウントの開設が2014年2月なので、それより約1年半も早い。アカウント名は深く考えずに名前をもじって「tukad」とした。
しかし、早すぎたのだ。周りで使っている人がほぼいない。すぐに放置することになった。数年して、日本でもインスタが大ブレイク。僕も「もう一回やってみようかな」と思い、かつてのアカウントを開いてみた。すると、嵐のような「通知」の数。通知の内容を見ると「あなたがタグ付けされた写真をアップしました」「●●さんがコメントであなたについて書きました」という内容。
全く身に覚えがない。軽くパニックになりながら、通知元の写真を見ると、確かに僕のアカウントである「tukad」がコメントに入っていたり、写真にタグ付けされたりしている。何が起きたのだろうか。
原因を探る。
通知の原因となってる写真投稿の共通点は二つ。
- アジア系外国人が写っている
- 水遊びをしている写真が多い
写真と一緒に入力されている言葉は全く分からない。英語や、ラテン語ベースの言葉では無いようだ。主に出てくるワードは「tukad bangkung」「tukad sungai」。その言葉や、いくつかの投稿文をgoogle翻訳で調べてみたが、分からない。何語なんだ、これ。検索に検索を重ね、個人の方のHPなどを見て、驚くべき事実が分かった。
tukad、バリ語だった。
google翻訳でもカバーしていないマイナー言語。300万人ほどしか話者がいないらしい。そして、気になる「tukad」の意味は、「川」であった。(参考 http://www.asahi-net.or.jp/~bw5y-nsmr/basabali/basabali2.html )
つまり、川で遊んだバリの現地の方がインスタに「川で遊びました」とアップ。その時に「#tukad」と入れたり、「tukad」を川にタグ付けしたりする度に、僕のところに通知が飛んでいたというわけだ。(ちなみにSungaiはインドネシア語で「川」)写真を見ると、確かに川とか、川近辺で遊んでいるっぽいものが多い。tukadのあるところは治安が悪いのか、楽し気な写真に紛れて、エグい入れ墨が入った人たちが水辺で女性のお尻を狙っていたり、猟銃持ってたりする写真も含まれていて、ちょっと怖い。
謎は解けた。
謎は解けた。だからどうした。解けたところでどうしようもない。あれから数年経ったけど、今も僕のインスタアカウントには見知らぬバリ人からの通知が来る。どういうわけか、一時期よりも数は減ったが、その理由もわからない。一応通知が来たものについては、全部「いいね」している。たまにフォローしてくるやつもいる。
あと、同じような悩み(?)を抱えたアカウントをお持ちの方がいたら、教えてほしい。「被害者の会」作りましょう。