犬を飼う
地元の本屋。
漫画の文庫のコーナーで、谷口ジローの「犬を飼う」を発見。
主人公が、本当にあるレストランや食堂、甘味所などを訪ねるストーリー。
僕が西荻窪でずっと気になっていたんだけど、
何となく行かずにいる間に閉店してしまった店。
そんなに多くない紹介店舗数のなか、閉店前のその店が紹介されていて、
びっくりした覚えがある。
心のもやもやを一つ晴らしてくれた漫画だった。
今はこっちも文庫になってる。
で、「犬を飼う」。
僕は、動物を飼った経験がある人が恐らく皆そうであるように、
動物が死んでしまう話が苦手だ。
でも、帯を見れば明らかに「そういう話」であることが分かるこの本に、
何故だか手が伸びた。
勇気を出して、買ってみた。
作者が実際に飼っていた犬が、老衰で死ぬ晩年の1年間の話。
他にも猫の話や、山登りの話が掲載された短編集。
タイトルの犬の話は40ページほど。
特に何も大げさな話ではない。
買っていた犬が死にゆく話。
タイミングが違うだけで、全部の事にいつか終わりはくる。
だからこそ大事にしなくてはならんのです。
この本だけだと絶対落ち込むと思ったので、
近くに売ってた「天才バカボンのおやじ」も合わせて購入していた。
リスクマネジメントにぬかりなし。