ああ憧れの・・・
昨日は生まれて初めてジンギスカンなるものを食べた。
家の近くの商店街にお店があるのを発見したのだ。
小学校の時に運動会で踊った「ジンギスカン」。
あれから早10年以上。
「ラム肉の臭いが嫌いだから家では作らん」という親と衝突した時もありました。
思えばあれが私の反抗期だったのではないでしょうか。
未知なるものに対する憧れは日に日に強まり,
一人で暮らし始めた今年の夏には,自宅でラム肉を焼き,
まだ見ぬ「ジンギスカン」を空想したものでした。
大変長らくお待たせしました,俺の腹よ。
と言うわけで向かった地元の店。
店は狭く,小汚い居酒屋みたいだ。
ちょっと不安。
でもこんな感じの店の方がうまかったりすんのさ。
店に入ると,店長とお客が僕の他に1人(最近こんなんばっかだ・・・)
テレビのクイズ番組を当てっこしてた。
引き返したくなるのを押さえて,待望のジンギスカンを注文。
カウンターに直置きしてあるコンロに野菜(モヤシ,キャベツ)が乗った。
鉄板はジンギスカン用の変な形(サワーのオレンジを搾るやつみたい)のやつだ。
後は,別の皿にお待ちかねのラム肉,そしてタレ。
さらにお好みで使用する生ニンニク。
おっさんがチャッカマンでコンロに点火。
脂をしいて,肉を焼く。
期待に旨を膨らませ,口に入れると・・・
ウマ・・・ママ・・マズーイ!!!
店長の胸ぐら掴んでガクガクしながら
「お前クイズ番組見てる場合じゃねえだろ!!」
と言いたくなる程おいしくない。
Mr.味音痴,腹に入れば皆同じ,肉大好き人間の僕をして,
そりゃねえだろって味でした。もういかん。
それでも残すことなく食べる,地球に優しい僕。
家に帰ってから,この前境港で買ってきた焼酎を一人飲むのでした。