小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

木村花選手とネットイジメについて思うこと

木村花選手が亡くなった

木村花選手が亡くなった。詳細はまだ分からないが、ネットイジメを受けての自殺という可能性が高いそうだ。
www.tokyo-sports.co.jp


バッシングの発端は、テレビ番組で放送された木村選手とある他の出演者とのトラブルとのこと。テレビ番組の中での出演者の行動に文句を言いたくなる気持ちは分からなくはないけど、「その気持ちをSNSで本人のアカウントにぶつける」という行動は共感できない。

なぜなら、その気持ちの向き先が出演者ではおかしいと思うからだ。リアリティショーといいつつ全く台本が無いということは考えにくいし、視聴率を取りに行く発想が番組側に無いわけが無い以上、何らかの注目を集めるための仕掛けを仕込んでいると考えるほうが自然だ。

また、千歩譲って完全ノンフィクションだとしても、放送にGOを出しているのは番組側の方だ。責任という意味であれば、番組が持つべきだと思う。

出演者本人のSNSにコメントをする人たちは、ある意味最もピュアに番組を見ているのだろう。番組に感情移入し、感情を揺さぶられ、SNSに書き込まずにはいられない。番組からしてみれば上客である。ただ、その上客が、出演者にとって上客とは限らない。今回の木村選手に取ってみれば、命を奪う殺人者となった。

番組の上客からバッシングを受けていた木村選手に対して、番組側、また仕事の窓口となり中間マージンを得ていたと思われる事務所が、適切なフォローをしていたのかは問われるべきだと思う。

出演者個人の心の弱さ、耐性に原因を求めてしまうと、同じ問題は無くならないだろう。なぜなら、そんなものは計測できないし、時期やタイミングによって常に変化し続けるからだ。

また、バッシングをした人間はみっともないし、クズだと思うが、同じ悲劇を起こさないという目的に立つならば、彼らを晒しあげてリンチしても、また無意味だろう。なぜならクズ人間はつぶしてもつぶしてもペンペン草のように生えてくるからだ。無くなることは無い。切ない。

バッシングにあってしまった人間に対して、SNS含めた情報から遮断するなど、きちんと守れるようにしないといけないと思う。ある一定の審査を経て「言われなきバッシングを受けた」と認定された人だけが一定期間過ごせる夢のリゾートは作れないだろうか。おいしいもの食べて、安らかに過ごしてほしい。

個人的な想い

2018年の夏、当時WRETHLE-1の大会に出場していた三富選手の記事を書くにあたり、団体の事を調べていて、当時WRETHLE-1に所属していた木村選手の事を知った。見た目が好きだったので、それ以来試合の動画を見たりtwitterをフォローしていたので、今回のことは本当に悲しい。

その年のWRETHLE-1の小田原大会を観戦に行ったんだけど、その時は残念ながら木村選手は来ていなかったので、いつか生で見に行きたいと思っていた。

とにかく訃報に衝撃を受けて、悲しい気持ちになっている。木村花選手のご冥福をお祈りします。