小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

革ジャン着るタイミングを失ったポエム

革ジャン 革ジャン

革ジャンっていつ着ればいいの?

肌寒いとき?夜遅く?


革ジャン 革ジャン

革ジャンっていつ着ればいいの?

遠藤の結婚式でハワイに行ったとき 

勢いで買った革ジャンよ


革ジャン 革ジャン

革ジャンっていつ着ればいいの?

ママチャリにリュック

ライフスタイルと合ってない


革ジャン 革ジャン 革ジャン

メルカリで売ろう

LG gram 14Z970-GA55J|めっちゃ軽いLGのノーパソを中古で買って満足した話(2018年秋)

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まだ俺は重たいノートパソコンで消耗している@小田原

基本的にはタイトルですべてを言い尽くしている。が、書く。

今使っているパソコンはMac Book Pro。僕にとって人生2代目のmacで、もう10年前のモデルだ。友達の結婚式の動画編集がしたかったので、当時としては割とハイスペックなヤツを奮発して購入した気がする。そのおかげでついこの間まで現役バリバリで使えていた。

しかし、寄る年波には抗えず、今年の頭にハードディスクがぶっ壊れて、高額な修理代(たしか5万くらい)と共にカムバックを果たしたが、彼は記憶の全てを失った。

記憶を失った彼と一緒に、僕は小田原へ引っ越した。

そして現在。持ち運びできる軽いノートパソコンがめちゃくちゃ欲しい。誘惑に異常に弱く、仕事、私用問わず家ではあまり作業ができないので、外で作業したい。

幸い遅くまでやってるカフェがあるから、カフェ行って作業したい。でも、会社から一度家に帰ると家から出たくなくなる。だから会社帰りにカフェ直行したい。でも、朝からカバンに入れて持ち歩くには今のパソコンは重たすぎる(2kgオーバー)。そしてバッテリーも消耗しつつある。

何買おうかな。

買うことは決めた。悩んでいるのは「何を買うか」だ。スペックは最新である必要はない。テキスト書くのと、ネットサーフィンが快適にできればよい。wordは少し欲しいが、無料のテキストエディタでもいい。excelも要らん。

優先度は下記の通りだ。

1.重さ
2.バッテリーの持ち
3.キーボードの打ちやすさ

キーボードは重要だ。押した気がしないやつは嫌だ。大学時代買ったthinkpadはとてもよかった。今のMacはあまり好きではない。最近のは「バタフライキーボード」というのになっているらしいが、あまり評判は良くない。具体的には、キーボードの隙間に入ったホコリやチリが原因で文字が打てなくなる、反復入力される、押したキーが返ってこないなどの不具合が報告されていて、いくつかの改良を経てもまだ根本的な解決には至っていない模様。だからMacはやめようと思う。

https://iphone-mania.jp/news-218987/
https://misc-log.com/macbookpro-butterfly-keybord/

他にこだわりがあるとするならば、国産PCにあまり良い思い出が無いので、外国のが良いというくらいだ。

てことで、LG社の「gram」というやつにしようかと考えている。1kg切る。メチャ軽い。電池の持ちも良いらしい。officeはついていないが、値段は新品で12万~20万くらいだ。中古ならもっと安い。

そういやサッカー仲間でライターのジーニョさんがちょっと前にFacebookで「LGのノートパソコンがよい」と言っていた気がする。

ネットで中古のLG gramを探したところ、「じゃんぱら」というPC屋さんのページが出てきた。どうやら下北沢店に2017年モデルの14インチLG gram 14Z970-GA55J があるらしい。たまたま下北沢を訪れる用事があったので、行ってきた触ってきた。めっちゃ軽い!会社のPCも1.5kgで、家のMacと比べるとかなり軽く感じるが、LGgramの方はもう2段階くらい軽い。これが1㎏を切るということか…。

中古にしては状態もよく、価格は8万5千円。メモリ8GBあるし、第7世代Core i5でスペックも問題ない。というわけで買った。

LG gram 14Z970-GA55J の感想

結論からいうと、めちゃくちゃ満足している。

まず軽さ。体感で言うとハードカバー1冊くらいのイメージで、リュックに入れると全く重たく感じない。これなら毎日持ち歩いても平気だ。

バッテリーについてはカタログ上17時間とのこと。さすがにそれは試せていないが、起きてる間中普通に使ってても余裕がありそう。優れている。

キーボードについては、打感も軽く、非常に打ちやすい。ただ一つ。英字キーボードということで、キーボードに印刷されている文字と実表示が合わない部分があるのは不便。ただ、これも1時間くらい打ってれば慣れた。(これもそれで書いている)

ドブ川を歩く小鳥のような生活をしている僕にしてみれば安い買い物ではないが、長い付き合いができそうで本当に良かった。

熱海伝説|締め出された人間と特殊恋愛

サッカー部の仲間と熱海旅行

小田原の近くには熱海がある。熱海には思い出がある。3年前、高校サッカー部時代の仲間と行った旅行だ。

メンバーはすーさん、フキー、さとし、こたに、僕の5人。すーさんの会社の保養所に、土日で1泊旅行に出かけた。

宿は居住者もいる大きなマンションのような施設。そのうち数部屋をすーさんの会社が保養所として借り上げているとのこと。

僕はその土曜日に予定が入ってしまったので、
夕食時に遅れて合流。宿は木の茂った森の中にあり、周りには民家も少ないが、自然が多くて良い感じだ。

みんなで仲良く夕ご飯を食べたあと、卓球で1時間ほど汗を流し、風呂へ。既に日は落ちていたが、大浴場には露天もあり、満喫できた。

風呂から上がり、着替えて脱衣所を出るとき、まだ着替えていたフキーが「俺タバコ吸ってから戻るよ」と言った。「わかった」と返し、フキ―以外の人間は部屋へと戻った。

部屋ではしょうもない話に花が咲く。一番の話題は「フキーの恋愛」だ。詳細はここでは書けないが、彼は当時の彼女と結構特殊な形態でお付き合いをしていた。それについてあーだこーだ言うのが当時の僕らサッカー部仲間での流行であった。その日も部屋に戻るやいなや、ビールを飲みながらその話。狂気の独身サトシ、離婚ファンタジスタ小谷の酒癖悪い2名を中心に、トークは留まることを知らない。

20分くらいしたときに、僕が気付いた。「フキー遅くない?」

フキーの恋愛の話で盛り上がってるのに、肝心のフキーが全然風呂から帰ってこないのだ。

僕が「ちょっと迎えにいこうかな」と言うと、離婚アーティスト小谷が「彼女と電話してんだよ。大変なんだから。ゆっくり電話させてやれよ。察しなよ。お前の悪いとこだよ」と。

僕も内心呼びに行くのが面倒だったこともあり、「そうね」と納得。またぐだぐだ話し始めた。

さらに20分ほど経過。フキーの事など忘れてフキーの話をしていると、突然すーさんが席を外し、どっかへ行った。僕らは相変わらず気にしない。

そしてしばらくすると、すーさんがフキーを連れて帰ってきた。すーさんは真顔、フキーはなんか不貞腐れた顔。

「お前どこ行ってたの?遅かったね」と言う我々に、衝撃の事実が明かされた。

フキーの修羅場

あの後風呂場を出て、一服しに宿の入り口まで行ったフキー。風に当たろうと自動ドアの先に行ったと言う。そしてタバコを吸い終え、戻ろうとしたら、自動ドアが開かないことに気づく。 どうやらオートロックになっていて、外から入るには鍵がないと自動ドアが開かない仕組みになっているらしい。

鍵穴はあるが、鍵はない。その脇に管理人室につながるインターホンを見つけたので、迷わず押す。しかし応答はない。

焦りが募るフキー。手元には財布も携帯も無い。夜なので辺りは暗いし、周りには店も何もない。漆黒の闇だ。

何度か管理人室のインターホンにチャレンジしたが、不発。一度だけ住人と思しき人がガラス越しに見えたので、ガラスをドンドン叩いてアピールするも、おそらく不審者と思われて無視された。

もう一度宿の入り口近辺をよく見ると、公衆電話があることに気づいた。財布も小銭も持ってないが、緊急ボタンから警察に電話ができる。少し迷ったが、思い切って警察にかけた。

警察の方に事情を説明するも、現在地の住所や場所を説明する情報、この宿が何という名前なのかもわからないフキー。最終的には「逆探知してください!」と悲痛な要望を伝えたところで、あれだけインターホン押しても出てこなかった管理人のじいさんが出てきた。慌てて警察に解決した旨を伝える。

管理人はなぜかキレていた。どうやら警察に電話したことにキレているらしい。会社に連絡がいったりすると厄介なのだろう。フキーもフキーでキレていた。何度もインターホンを押したのに全然出てこなかったくせに、なぜキレられなきゃいけないのか。

ぐだぐだ揉めているところに、すーさんが登場。フキーをなだめつつ、部屋に戻ってきた。

という顛末だった模様。フキーは相当消耗した顔つきになっていたが、僕らは涙が止まらないほど笑った。

俺らが楽しくお酒を飲んでる時に、フキーが必死にそんなことをしていたかと思うと、とにかくおかしい。

小谷理論。「フキーは彼女と携帯で話ししてる」という説だったが、僕らがお酒を飲んでるすぐ脇に、そこにいる誰のものでもない携帯がずっと置いてあったのだ。そしてそれはやはりフキーの物であった。ちょっと考えりゃわかるが、その時は誰も気づかなかった。

そして、やはり特筆すべきはフキーと「現地の方」との相性の悪さだ。とにかくどこに旅行行っても誰かと揉める。別に気が荒いとかそういうんじゃないんだが、とにかく旅行先で出会う人と相性が悪い。今回の場合は管理人のじいさんだった。以前の旅行では、スノボの板を山で失くしたフキーと宿のじいさんとの名勝負もあった。

最後にすーさん。やはり頼れる。すーさんがいなかったらフキーはずっと宿のじいさんとバトルをしていただろう。

あれから3年ほど経つ。フキーの恋愛はどうなったかというと、未だにその彼女と特殊な恋愛を続けている。僕らはというと、集まる度毎回フキーの恋愛の話をしている。

小田原に移住して半年が経った。現状報告。

小田原に移住して半年が経った。

いまんとこ特にストレスは無い。生活リズムが安定したことで、むしろ健康になっている気がする。

そもそも、自分としては母方の実家がある新潟の田舎がめちゃくちゃ好きなので、「田舎の暮らしの方が自分に合ってるんではないか」と思っていた。

そんなことを誰かに言うと、娯楽が無いことや閉鎖的な地元民などを挙げつつ、「田舎に住んだことないからそう思うんだよ」とか「たまに行くのと住むのは違うから」と言われることが多かった。それはそれで、そうかなあと思うこともあった。実際正しくもあるだろう。虫あんまり好きじゃないし。

ただ、そういう意見だけでは「体験してみたい欲」を抑えるにはいたらない。何か一番ネックだったかと言えば、やはり収入だ。人間、ご飯食べれないと実は死ぬ。仕事が無いと困る。

そんな障壁がまさにひょんなことから解消したのが今年の2月。小田原の会社で働けることになった。僕の人生の中に「田舎暮らし」を実際に体験させてくれる縁があったことはありがたい。快く送り出してくれた会社に感謝しているし、採用してくれた会社、決断を尊重してくれた家族には感謝するとともに、いずれは「お前ら感謝しろよ~」と偉そうに言えるような役割を果たさなくてはいけないな、と思う。

仕事の話は置いといて、生活の話。

とてもいい感じだ。一番気に入ってるのは高い建物が無いこと。山が見える。富士山も見える。空が広い。唯一の難点は鳥が多いことだ。前も書いたが鳥フンがすごい。車にもかかる。

でも概ねは満足している。おいしいアイス屋も見つけたし、小田原での友達もできた。この前は小田原が誇るDEEPスポット「宮小路」ではしご酒してきて超楽しかった。だいたいどこで食べても魚はうまい。

これが食べたきゃあの店みたいな感覚も徐々に養われてきている。もっといろいろな店を発掘したいなあ。

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▲小田原にある「墓石のドライブスルー」

湘南地域に唯一の酒蔵|熊澤酒造による「KUMAZAWA SAKAGURA FEST 2018」へ行った話

湘南地域唯一の酒蔵、熊澤酒造による祭り

10/6,7,8で開催されていた、湘南地域唯一の酒蔵「熊澤酒造」によるオクトーバーフェスト。会社の方に誘っていただいて、行ってきた。

相模線の香川駅というのが最寄り駅。初めて乗ったよ、相模線。単線。駅前にはソバ屋が1つと障子が焦げた民家くらいで、他には何もない。

駅から住宅街を歩く事7分ほど。熊澤酒造があった。入り口のあたりには「MOKICHI」と書かれた古い機械が。社長の名前が「茂吉」らしい。

11:30開場で、僕らが到着したのは10:45頃。駐車場には、既に行列ができていた。この日は台風の影響によるフェーン現象とやらで、異常な暑さになっていた。並んでる人はみんな汗だくだ。早くビール飲みたい。

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▲開場前の行列。とにかく暑い

開場。チケット購入。場内へ

ようやく開場。前売りチケットもあるらしいが、僕らは買ってなかったので、その場で購入。1人5千円。それでフード&ドリンクチケットが11枚と、グラス1つがついている。グラスは熊澤酒造のロゴであるエボシ岩のマークが入ったもので、そのまま持って帰ることができる。ロゴの色は毎年違うらしい。

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▲グラス。置いてある絵もおしゃれ
▲グラス

開場は熊澤酒造の敷地内、複数のレストランと、中庭がある。レストランは通常営業もしているらしい。

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▲良い雰囲気の会場

蔵元料理 天青(和食)、MOKICHI TRATTORIA(イタリアン)、mokichi wurst cafe(カフェ)があり、この日はそれぞれで異なる種類のビールやお酒を提供している。

特徴的だったのは、敷地内の雰囲気の良さ、カッコ良さ。それぞれの建物は古いが、清潔感があり、古さを感じさせない。置いてある道具も雰囲気があって良い感じ。

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▲水が出ている

飲み物ラインナップ

飲み物は1杯チケット1枚。食べ物は物によってチケット枚数が違う。追加チケットは5枚2,000円と10枚4,000円。カフェで売っているパンや、ソフトドリンクなどは現金で買える。

ビールは11種類。結構フルーツ感の強いものが多い。僕はどっちかというとフルーツ感は少なめなのが好きなので、「アルト」という琥珀色のやつがおいしかった。日本酒は「天青」、「かっぱの純米吟醸」の2種類があり、どちらもおいしかった。

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▲豊富な種類の飲み物

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ポートレートモードでの撮影に失敗し、心霊風になった日本酒

食べ物も種類が豊富。一番おいしかったのは外で焼いていたソーセージ。

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▲ここのソーセージがおいしかった

混雑具合と席確保の重要性

この日は3連休の中日で、一番混む予想だったらしい。それにしても人が多かった。何回か参加したことがある方も「今年は人が多い」と言っていた。椅子もほぼ埋まっており、立ったままの人もパラパラ見かけた。開場から30分くらいまでは割と席に余裕があるように感じたので、朝11時くらいを狙っていけば良いと思う。

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▲灼熱のテラス席

あと、席取りも大事。オクトーバーフェストだし、屋外で飲みたかった僕らはテラス席を確保したんだけど、この日は失敗だった。とにかく暑い。パラソルがある席ではあったけど、太陽の位置と共に影が移動し、日陰を外れた瞬間に灼熱。僕はおもに右半身を焼かれる感じで、日焼けセンターマン状態になってしまった。

あまりの暑さに耐えかねて店内の席を探したけど、その時にはもうすでに満席となっていた。暑い天候の場合は、雰囲気よりも実利重視で屋内の席に座っておくほうが無難だと思う。

総括

ビールは流石酒蔵という味。特に日本酒は本当においしかった。人がとても多かったので、祭り感があってよかった。一方で暑さは非常に過酷だった。帰りは茅ケ崎で2次会して帰宅。

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▲チラシ

小田原・超ローカルグルメ|たべものや旬菜

小田原飯泉地域の超ローカル居酒屋「たべものや旬菜」

存在は知っているが、なかなか入る機会のない居酒屋がある。「たべものや旬菜」は僕にとってそういう居酒屋だった。

通りがかりで「店があるな」とは思っていたが、店の中は見えないし、言っちゃ悪いが「ハズレの可能性」をウッスラ感じる店構えだったので、入ったことは無かった。

ネットの口コミを見ると、googleMAPに1年前のが2件だけ。いずれも★5だが、1件はコメント無し。あまり当てにならない。Rettyは口コミ0。食べログ、HOTPEPPERに至ってはページすら無い。

しかし、先日たまたま自宅にご飯が無い日があり、思いつきで入ってみることにした。

入店

店内はカウンターが10席ほどで、席は1つだけしか空いていなかった。そこに座る。テーブル席は1つで、明らかにガテン系の人たちが座っていた。

席に座ると、隣のおじさんが話しかけてきた。4月に小田原に移住してきたこと、この店が気になっていたことを話すと、自分のことも色々話してくれた。名前はOさんで、小田原在住35年の大先輩。職業は大工さんとのことだ。ちなみに、カウンターに座ってる僕以外の人は全員常連さんで顔見知りだと言う。

カウンターの中にはママがいて、カラオケもある。かつてはスナックだったのではないか。

お通しの野菜炒めを食べ、ビールを飲む。お刺身は「スミイカ」だけあったので、それを注文。1人前用のサイズにして、値段も安くしてくれた。そして旨い。「小田原刺身どこで食っても旨い説」がまた立証された。

大工さんの隣に座った女性は美容師さんで、病院で患者さんの髪を切っているらしい。その後に来たおじさんは子供のころから飯泉観音の近くに住んでいる職人さん。来週おみこしを担がないか、と言われたが、予定があったので辞退。

このように初対面の僕にも色々な話をしてくれる人が多く、とても楽しかった。

常連さんの一人が「誰かカラオケ歌えよ!」と言うと、Oさんが歌い出した。何の曲かは忘れたが、上手かった。Oさんは横浜でかつて働いていて、そこの職場でカラオケ大会が毎月あり、そこで鍛えられたという。ママによれば、カラオケを始めるときは、いつもOさんが景気づけに最初の1曲を歌ってくれるのが定番らしい。

僕は1杯目のビール以降、Oさんが自分のウィスキーボトルのお酒を「飲んでいいよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えた。僕がグラスにウィスキーを入れると、Oさんが炭酸水を足して、マドラーでかき混ぜてくれる。やさしい。

結局たくさん食べて飲み、「なんか歌いなよ」と言われ、サザン1曲歌って上機嫌で帰宅。良い店だった。

小田原超ローカルの魅力

一見入りにくいが、入ってみるとめちゃくちゃ暖かな店&ご飯がおいしかった。いくつか他のお店も教えてもらったので、開拓してみたい。

余談だが、この前鴨宮駅からタクシー乗り場に並んでいたら、後ろに並んでたおじさんに声をかけられた。そして方面が近かったから、一緒にタクシーに乗って帰ったんだけど、そのおじさんが建築関係の仕事をしていて、「旬菜のママの家は俺が建てたんだよー」と言っていた。世間は狭いなあ。

【小田原からも近いよ】湯河原の名物ラーメン店「飯田商店」に行ってきた。

湯河原の有名ラーメン店「飯田商店」へ行くことにする

健康診断で平日の朝から湯河原へ。12時過ぎに終わったので、昼ごはん食べてから帰ることにした。

そういえば、湯河原には超有名なラーメン屋があると、会社の人に聞いたことがある。「飯田商店」だ。ガイアの夜明けをはじめ、様々なメディアで取り上げられる人気店。食べログのラーメンカテゴリでは全国6位。神奈川県では1位だ(2018/10/4現在)

評判では「いつも行列がスゴイ」「整理券が無いと食べれない」ということだが、一応行ってみることにした。

駅から徒歩で10分弱。住宅街のど真ん中にある。お世辞にも「良い立地」とは言えない。

お店の近くまで行っても、行列は見えない。人気が無くなっちゃたんだろうか。googleの混雑情報を見ると「比較的空いている時間帯です」とある。もしかして、並ばなくても入れる?

という淡い期待は、店到着と同時に打ち砕かれた。道路からは見えないが、お店の脇にちゃんと待機スペースがあって、そこに30人くらい並んでいた。

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▲お店の外観。写真の右側が待機スペース

整理券も何もないが、とりあえず最後尾に並んでみる。人が話している会話を盗み聞きするに、どうやら整理券は無くても大丈夫らしい。ラッキー。

壁には整列には各種の注意書きがされている。主な内容は下記の通り。

  • 並び方について(食券の購入など)
  • 整理券について(必要枚数だけもらってね)
  • 並びながらの喫煙はNG
  • 騒音注意(しゃべり声、喫煙)
  • 店内の撮影について(店員や他の客が写らないように)
  • 駐車場について(指定の所に停めてね)

数は多いが、よくある押しつけがましい文体ではないので好印象。

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▲注意書きの数々

券売機は店内にあるが、先に券を買う必要は無い。というか、買っちゃダメっぽい。まず列にならび、前の人から順番に店内に入って購入するスタイル。

待機列はもうすぐお店に入れるイス席が15席ほど。そこより後ろは立って待つ。20分ほど待つと、イス席に座ることができた。列が進み、新たにイス席に座れた人の先頭から、席を立って店内まで食券を買いに行く。買ってきたら元のイス席に座って待つ。僕も、前の方が食券を買って戻ってきたら、店内に食券を買いに行った。

お店の中に入って見渡すと、ちょっとお高めの和食屋さんのような雰囲気。ラーメン屋っぽくない。

券売機を見ると、メニューは大きく3種類。醤油、塩、つけ麺。あとはワンタンとか、チャーシューがオプション。僕は朝から何も食べておらず、とにかくお腹が減ってたので、ワンタンとチャーシューが両方乗った「醤油ワンタンチャーシュー麺」にした。値段は1,400円と高い。

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▲食券

再びイス席に並んで間もなく、和服のような制服を着た女性の店員さんが食券を回収しにきた。そこから待つこと20分ほど。順番が来て、店内に入ることができた。カウンターに座る。店内には「立地が良くてもお客さんが沢山来るとは限らないし、立地が悪くてもお客さんが来ないとは限らない」的な格言が書いてある。説得力があるな。店内は清潔。

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▲清潔な店内。麺を入れる箱もかっこいい

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▲こだわりポイントが記載されている
ラーメン作りの工程はほぼ大将が1人で行っているらしい。大将は手を止めることなく忙しそうだったが、手さばきが正確で、見ていて楽しかった。

僕のラーメンができて、大将が渡してくれた。カウンターにはお盆が置かれているので、そこに置く。ワンタンが2つ入っていて、大将が「左が鶏、右が豚です。」と説明してくれる。丁寧。

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▲醤油ワンタンチャーシュー麺

ラーメンの感想。僕の人生NO.1ラーメン(2018年10月現在)となりました。

スープはやさしい醤油味。ケミカル感一切なく、すっきりした味わい。一番驚いたのは麺。細麺で、やわらかめだけど、伸びてるわけじゃない。独特な食感。よくラーメンの評価で、「スープに麺がよく絡む」と言うのを聞くが、まさにそんな感じ。麺がスープを纏っているのが口の中でわかる。新体験の食感だった。チャーシューは良くある「しっかり煮込んでいて味が強い」という物ではなく、味付け控えめで、肉の風味が強い。豚バラ、鳥肉も入っていたが、どれも丁度良い塩加減でとても良かった。ワンタンは鳥も豚もしっかり「肉が入ってる」と感じるもので、すごく良い。

結論としては、「僕がこれまで食べたラーメンの中では文句無しでNO.1」というもの。本当に美味しかった。値段はラーメンとしては少し高いが、これだけ手間かけてたらそうだよね、って納得できる味。大満足でした。

小田原駅から湯河原駅までは東海道線で20分。すぐにいけるので、また近いうちに食べにいきたいと思う。混雑状況(整理券の状況)や休みはお店のtwitterでチェックできるので、行く前に見とく方がよいと思った。平日でこれなら、休日はヤバそうだ。