小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

サトシ家ノンアポ突撃悪ふざけ(佐野編)part1

1月4日。

昼間に起床。

年明けからボールを触ってなかったので、ボールを持って公園へ。

リフティングや壁パス、ドリブルの練習をして初蹴り。

たまたまいた小学生と中学生に小技を伝授して、3時間弱楽しんだ。

思ったよりいい運動になった。

そしていよいよ年始のメインイベント。

サトシ家突撃訪問シリーズ第3弾「佐野アウトレット編」だ。

サトシには何も告げず、いきなり自宅を訪問するという内容。

前回は浜松だった。今回は佐野ってわけだ。

(前回の日記はこちら)

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風呂入って7時、車で出発。

フキーを拾う。

すーさんと小谷の愚か者どもはドタキャンしやがったので、

地元で拾うのはフキーだけだ。

しかし、なにやら様子がおかしい。

聞くと、「風邪」とのこと。

結構辛そう。

同情しつつ、俊を拾いに向かう。

俊はアホの彼女と軽井沢で遊んだ帰り。

大宮駅で8時半に拾う。

「年賀状出すから教えて」と聞き出しておいたサトシの住所をカーナビ様に入力。

フキーの体調は悪化の一途を辿る。

そして、何を血迷ったか「まだ大宮だぞ。今日はやめとこう。帰ろう」と言い出した。

かわいそうに。風邪が脳にも影響し、一時的に混乱してる様子。

あろうことか俊も「今日はやめとかない?すーさんとか小谷がいるときに出直さない?」と言い出す。

かわいそうに。アホの彼女と遊んでいたせいで、一時的に混乱してる様子。

ここは一人正常な自分がしっかりせねばと、グズる二人をなだめ、説得する。

いよいよ高速ICが近づくと、ハンドルに掴みかからん勢いで抗議された。

しかし、僕の熱い気持ちが伝わったのか、最終的には分かってもらえた。

っていうか、浦和IC通過したら2人とも大人しくなった。

ちょっと小腹空いたのでSAのレストランへ。

「で、どうすんのよ?」

「とりあえず、働いてるところ見ようぜ。」

時間的にお店は閉まってる。

しかし、恒常的に残業をしているサトシは帰宅が遅く、

0時をまわることもよくあると言ってた。

年始の稼ぎ時。残業は間違いないだろう。

高速を飛ばして、サトシの職場へ向かう。

高速を降り、サトシの店へ。

昼間の賑わいを知ってる者からすれば、信じられないくらい静か。

22時過ぎてりゃ当然か。

でも、目的の店は明かりがついてた。他の店は真っ暗なのに、そこだけ。

そして中で蠢く巨体。

間違いない。

商品のレイアウトが気になるのか、少し置きなおしてみては遠めから見て、

また置きなおすという、巨体を活かせない地道な作業をしていた。

とりあえず遠目から撮影。

しかし、フラッシュたくとバレること、

あんまり近づけないことから撮影は難航。うまく撮れない。

そうこうする間に店の明かりが消えた。

サトシは奥の事務所で作業に入る。

僕らはとりあえずお店の前で記念撮影をし、店を後にした。

次の目的地は、念願のサトシ家。

カーナビに打ち込んだ住所近辺に着く。

それっぽいマンションは1つしかなかったし、それで当たってた。

サトシは当然まだ帰ってきてない。

ここで必殺アイテム「年賀状」(俊先生ご執筆)

「いつも遅くまでお疲れさまです。お店のレイアウト素敵ですね。」

と、ストーカースパイスがピリリ。

住所はマンション名と部屋番号と宛て名だけ書き、差出人は空欄。

筆ペンで書いたヘタクソな字が恐怖を掻き立てる逸品だ。

マンションのポストに入れておいた。

サトシは前回の浜松の時と違い、今回はオートロックなし+1階だったので、

仕事がしやすかった。

ベランダには洗濯物が干してある。

物干し竿には,見慣れた90年代半ばの日本代表のユニが。

早速手に取り,みんなでまわして着て、記念撮影。

一旦コンビニへ行き、撮影したものをプリントアウトした。

便利になったもんだ。

すぐにサトシ家へ戻り、サトシ帰宅まで待つことに。

マンションの裏手が畑を挟んで道路になっていて、

道路に車を停めると、ちょっと遠いけどサトシの部屋の入り口や、

マンションのポストが見える。

道路に停め、エンジンを切る。

1時間ほど待ったろうか。

主が帰ってきた。

しかし、恐怖の年賀状に驚いた様子がない。

怖がりのあいつが。

サッカー部那須旅行の夜の部で「猥談」から「怪談」へ話の方向転換を図った順平に,

「怖い話すんな!」と殴る寸前までいった,あのサトシが。

おかしい。

とにかく急いで表へ車をまわす。

車をちょっと遠めに停め、徒歩で近づく。

部屋に電気がついてる。

間違いなく、いる。さらに近づく。

ベランダ越しに、部屋の中は丸見えだ。

どうやらテレビ見ながら飯を食ってる様子。

背中が寂しそうだ。

ポストを確認する。

年賀状が入れた時と同じ状態であった。

見てねえな。

年賀状をポストから取り出し、部屋のポストに直接投函する事にした。

カターンと音が立つ。

急いで身を隠す。

しかし、中で動きがある様子はない。

もう一度ベランダの方へ廻り、中を見ると、やっぱり飯を食っていた。

音が小さくて気付かないのか。

何度かドアや、ポストをガチャガチャするも、全く動かないサトシ。

残念だけど、サトシの性格上、ドアのポストを数日で確認する可能性は低い。

固執しては傷は大きくなる。

年賀状作戦を捨て、とにかく突撃して驚かせる作戦に切り替えた。

ドアの前に「窓の外を見ろ」と書いた紙を置き、

俊がインターホンを押し、僕とフキーがベランダの外で待ち受ける作戦に出た。

「ピンポーン」・・・

サトシが立ち上がった。遂にご対面か。

しかし、立ち上がっただけで、動かない。

僕はフキーから借りた目出し帽に、日本代表ユニという出で立ち。

ベランダの外にて踊り狂う。

それでもこっちを見ないサトシ。

もういい加減にしろと、全員でドアまで移動し、ピンポンを連打。

「ピンポンピンポンピンポーン」

「サトシくーん、遊びましょー!」

・・・

もうイヤだ。

鈍感にもほどがあるぞ。

間もなく,部屋の中からガスをつける音、及びくしゃみが聞こえた。

立ち上がったのは、どうやら風呂に入るためだったみたいだ。

本日の対面を断念。

先ほどコンビニにて出力した写真をドアに挟むと、

サトシ家を後にしたのでした。

part2へつづく