小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

水曜の修羅場(2)

おだちゃんとケンカしたのは,僕がWFCについて勘違いをしていたからだ。

WFCのHPには,「競技指向」とあり,

真剣にフットサルをやろうという風な事が書いてある。

僕はそれを見て,そういうチームだと判断した。

おだちゃんからそういう説明は無かったけど,勝手に。

でも,参加するにつれ,どうやら「競技指向」では無いということに気付いた。

基礎的な練習は無いし,ゲームばかり。戦術も無茶苦茶だ。

別にそれを否定する気はない。

そういうチームもある。

ここからが僕の勘違い。

WFCは一応毎週集まっているし,サッカー経験者もいる。

だから,「これから強くなろうとするチーム」だと思ったのだ。

その勘違いがどういう問題を生むかというと,

やっぱり試合中のミスは,試合中に声を出して注意する。

そうしないと,成長なんかしないからだ。

今回の試合で,DFは散々だった。

相手のFWが更に散々だったから助かったけど,

あんな頭を使わないDFをしていたら良くない。

だから,僕は試合中に注意をした。

そんで,試合が終わった後に,おだちゃんの所に行き,

「やっぱDFもうちょっとしっかりしなきゃだめだろ?」

と言った。

すると,おだちゃんは「お前だってすかすか抜かれてんじゃん。」と言ってきた。

因みに僕はすかすか抜かれてなどいないし,

しっかりシュートコースも切っている。

でもそれは今関係ない。

むしろ,俺が抜かれたと思ったときに何で注意の声を出さないのかが問題だと思う。

後で「お前だって」というのは卑怯だし,折角の注意がただの「責任転嫁」になってしまう。

それに,自分がミスをするからと言って,相手のミスを注意できなくなったら終わりだ。

もったいない。

だから僕は「じゃあその時言えばいいんじゃねえの?」と言った。

すると「そこで言ったら空気が悪くなるだろ。」とのこと。

この時点で僕の頭の中には「?」が点灯。

強くなりたいなら,意見は言い合うべきだし,なんで空気が悪くなるの?って。

「強くなりたいチームじゃないの?」

と言うと「空気を読めよ」って言われた。

彼の言い分をまとめると,『「競技指向」と謳っているが,実は違う。

そんなの何回か参加すれば分かるだろ!』ってことらしい。

僕は決してWFCを競技指向だとは思っていなかった。

でも,強くなりたいチームだと思ってたんだ。

だからこそ,ちゃんと時間を作って参加したし,

試合中も「どうすれば上手く行くか」ってのを色々考えた。

最初に参加したときにメンバーの人から「うまくなりたいから,思ったことがあったらどんどん言って」と言われたのを鵜呑みにした。

おだちゃんに言わせれば「そういうのを鵜呑みにすんなよ。」と。

試合中に注意すると萎縮しちゃうからだめなんだと。

そういうチームなんだと。

確かに試合中の僕を怖いという人がいる。

言い方もキツイ。

でも決して「馬鹿」とか関係ない罵倒はしないし,

何より上手いプレーには誰より声を出して褒めている。

それでも怖いと言う人がいる。

でも,怖がらない人もいるんだ。

それは,僕の声で「怒られてる」と感じるのではなく,

「こうすればもっと良くなるんじゃない?」という提案として受け止めてくれてるから。

その辺の信頼関係を築くってのは大変なんだなあと改めて感じました。

「空気を読んで,試合中に声を出さない」ってなんだそりゃ。

有り得ん。

真剣にやっていると信じてたので,悲しかったです。

とにかく,WFCにはあくまで「お呼ばれ」として,

運動するために行くことにしました。

試合中はどうしても熱くなってしまいがちだけど,

向上心の無い人達とわかってしまえば,こっちの声も小さくなるってもんだ。

学生の頃だったら「そんなダレたチームなんか行かねーよ」となっていたけど,

社会人となった今となっては,毎週体育館で参加出来るなんて幸せな環境を,

みすみす見逃すほど余裕があるわけではないのです。

かなし。