同期という名の精鋭
同期の人達と一緒に飲んだ。
いわゆる「同期飲み」ってやつだ。
同期は男が僕入れて3人,女4人の7人だった。
ちなみに2人しかいない男の同期のうち,Aは既に所帯持ち。
去年結婚したんだけど,まだちゃんと祝ってなかったから,
遅すぎる結婚祝いも兼ねた集まり。
最初のテーマが「転職」という,
去年新卒で入ったばかりの連中とは思えないような入り方。
結構みんな不安を持ってる。
具体的に何か考えているわけではないけど。
僕以外は・・・・
次はやっぱり「最近どーよ?」風味の話に。
新婚のAに結婚生活の苦しみを聞く。
「オレが全部家事やってんだよ~。料理もヘッタクソだし・・・」
というと,すかさず女性陣から,
「そんなこと言っちゃだめだよ!もっと褒めて伸ばさなきゃ!」
と叱られる。
結構苦労してるらしい。
結婚祝いにプレゼントした「たこ焼き器」が,
二人のケンカを仲裁してくれることを祈る。
実は僕はこの飲み会で,ある重要なミッションインポッシボーを授かっていた。
会社の凄く面倒見てもらってる先輩から,
「Bちゃんの近況を聞いてきて!」と頼まれていたのだ。
とりあえず,それとなく女の子みんなに聞いたところ,
1人以外は彼氏がいなかった。
Bちゃんも。
よかったっすね,先輩!と心の中で思う。
ミッションクリアーに気をよくした僕は,
よせばいいのに先輩を薦めてみた。
その先輩は本当にいい人だし,何しろフットサルが凄い。
本当に凄い。僕が今まで見てきた中では確実に1番。
っていう感じの事をうまく伝えられたかどうかは分からないけど,
結構印象は好転したご様子。
よかったよかった,良いことをした。
今度おごってもらおう。
その1人だけ彼氏がいるCは,
学生の時からずっと付き合ってる人がいる。
ずっと「別れたい」とか言いながら,未だ続いてる。
でも「絶対にこの人と結婚はしないと決めてる」だそうだ。
最近よく聞くなあ,こんなこと。
この前話したコもそんなこと言ってた。
で,結婚するなら○○や●●って職業まで考えてる。
男にしてみりゃ本当にシビアだ。
人間は如何に文明が発達しようとも,
子孫を残すための生存競争から逃れられはしないのだ。
良い遺伝子を求める本能には逆らえない。
人より良いパートナーを!って。
あーあ。やんなっちゃうな,もう。
江川達也の思うつぼだよ。
「結婚しないと決めてる」くせに,
「なんだか別れられない」っていうところが,
本能に逆らっている人間味だ。
あんまり悲しい事ばっかり言わず,
是非そっちも大事にしてほしい。
人間が人間らしくしないでどうする。
本能という強大な敵に立ち向かえよ。
快楽に溺れるよりも,
そういう方がカッコイイ。
一通りのお悩み相談が終わり,解散。
明日は先輩にキッチリ報告せねば。
うほうほ。