小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

結婚式で初めて泣いた

日曜は元チームメイト(ダバイス)の泰介さんの結婚式。

泰介さんはスタイル良いので,ビシッとした格好がとても似合っていた。

奥さんはすげー美人。もやもやさまーずのアナウンサーの人に似てるなと思った。

つくばまで2次会のビデオ撮影に行ったんだけど,その時に手料理をごちそうになった。

お母さんがシェフとのことで,相当な腕前。お店みたいなご飯だった。

育ちの違いをまざまざと見せつけられ,あきらさんと共に打ちのめされる。

2次会の幹事にあきらさん,平松さんと共にご指名頂き,

インタビュー撮影,内容の検討などを手伝った。

編集作業はほぼ全てあきらさんの頑張り。

PCがぶっ壊れてリカバリするなど難産だった様子。お疲れ様でした。

ビデオの出来もよかったし,良い2次会だったと思います。

会場はディズニーランド近くのでかいホテルだった。

式をやるチャペルにはサッカー中継でゴール裏にあるようなカメラがあったり,

フラワーシャワーをやるところに全自動シャボン玉製造機があったりして,いちいち度肝を抜かれた。

式も披露宴は,オーソドックスな感じながら雰囲気があり,

全体的に非常に落ち着いた,とても良いものだった。

全てにおいて文句のつけどころの無い,すばらしい式だった。

しかし,披露宴終盤にて一部の人間,主に僕(+みんさん,俊介さん)が失態をおかした。

己の恥を忘れず,これからの日々を生きるため,戒めの気持ちを込めてここに記す。

披露宴の最後,新婦からご両親,親友,新郎ご両親へのお手紙が読まれる。

とても感動的な内容。すすり泣きの声が聞こえる。

ライトは落とされたまま,おごそかな雰囲気の中,

新郎新婦がご両親の元へ歩み寄り,花束とプレゼントを手渡す。

咳き込むことすら躊躇われるような会場。

最後に,ご両家を代表して新郎父よりご挨拶がはじまる。

お父さんも感激しているご様子。目には涙が。

マイクスタンドがお父さんの前に出され,いよいよ締めの挨拶である。

そこで,事件は起きた。

ゴッ!いてっ

お父さんが,マイクスタンドがあるのを忘れてお辞儀をし,マイクに頭突きしたのだ。

よく見えなかった人もいるだろうし,遠くの席ではあまり気付かなかったかも知れない。

一瞬周りからクスクスみたいな笑い声が聞こえ,直ぐにおさまった。

でも僕らは思いっきり目の前で見てしまったのだ。

音もかなりクリアに聞こえた。

そこまでの雰囲気のギャップと,あきれるほどの正確さでおでこの中心部をマイクで射抜いたお父さん。

何より「笑ってはいけない」という雰囲気。

思わず「うぐっ」という声は漏らしたが,それ以上は何とか耐えねばと,顔を伏せ,全身を緊張させる。

永遠とも思われる数秒間を過ごした後,ようやく少し笑いが収まった。

顔を上げると,涙声のお父さんのスピーチは続いている。

ふと横を見,同じく死線を戦っているミンさんと目が合ってしまったら,もうだめだった。再発。

逆隣の俊介さんも顔が真っ赤だ。

「うぐぐ」という声が漏れ,顔を伏せる。

たまらずハンカチを取り出し,顔を押さえる。

「感動してると思わせる作戦」だ。

嗚咽のふりをして笑いを細かくベントし続けた結果,爆発には至らなかったけど,

スピーチが終わったとき,ハンカチは涙と汗でびっしょり。

必死で我慢していたんだけど,周りには余裕でバレた様子・・・

最後は横隔膜の痙攣に苦しみましたが,とても良い式でした。

たいすけさん,ちひろさん,末永くお幸せに。