小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

うさみ観音寺|伊東・宇佐美にある「巨大観音」を見にいった話(2018.9.9訪問)

国道135号線沿い。偶然見つけた宇佐美の「巨大観音座像」

伊豆アニマルキングダムからの帰り道。国道135を北上していく。伊東のカフェで一休み。細い道を入った所にある「カフェ・タチ」というお店。

メニューに「インスタ映えしますよ」的な文言が付記されている「ベリーベリー パフェ」というパフェを注文。とてもおいしかったし、写真も撮れて満足。チーズケーキも食べた。ケーキ屋さんでもあるとのこと、納得のうまさ。

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▲甘い=うまい

糖分を補給して再出発。伊東の少し北、宇佐美という場所を走っていると、山の中に何やら白くて大きい物体が見えた。信号待ちでよーく見ると、何やら人型っぽい。寄ってみることにした。

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▲ここらへん
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▲ここにいる

巨大船と「うさみ観音寺」

海から離れて山を登ること10分弱。右手に「うさみ観音寺」を発見。駐車場には僕のほかに車が1台だけ。駐車場には大きな船があった。「安針丸」と書いてある。廃墟化している。調べると、かつてはファミレスだったらしい。

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▲安針丸。かつてファミレスだった面影はなし。

白くて大きな物体は、やはり大きな観音像だった。入り口に行くと住職さんがいて、「あんまり時間無いけどいい?」とのこと。拝観は16:30までで、あと40分ほどある。「大丈夫です」と答えて、拝観料300円を払う。

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▲入口の様子

他にお客さんはいない様子なので、お寺の中の展示ルームは電気が消えていた。住職さんが後ろからきて、電気をつけてくれる。展示物は木彫りの曼荼羅とか。中々立派だが、知識と時間が無いのでサッと流し見。

お土産コーナーもあって、幸運の赤いパンツなどが売っていた。お守りも種類が豊富。ここで車に御朱印帳があることを思い出す。ついてきていた住職さんに「車に忘れちゃったんですけど…」というと、「張り付けるのでよければ、書いておいてあげるよ」とのことなので、お願いする。

お土産コーナーから外に出ると、順路には日蓮さんの銅像。2m弱だろうか。

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日蓮さん

目の前には沢山のお地蔵さん。3万体いるらしい。大きな鐘もある。「ユートピア加賀の郷」ほどではないが、かなり力が入った作りになっている。一方で、建物はところどころ傷んでいる様子が感じられる。

鐘の近くで住職のほかに1名、作務衣を着た中年男性が働いているのを見かけた。

看板が立てかけられており、「日本一の七福神がおまつりしてあります」とのこと。坂を上ると、なるほど七福神の石像があった。何が日本一なのかは分からなかったが。

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▲「日本一の七福神」をうたう立て看板
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▲オーソドックスな七福神たち。大きさはそれぞれ1mくらいか。

目の前には建物が2つ。七福神に向かって正面の建物と、右の建物。右の建物の上には例の大観音。正面の建物にのぼって、そこから横に行くのが順路っぽい。

正面の建物の階段をあがっていくと、左右には年季がはいった仁王像。後は観音像が陳列されている。脇の階段からさらに上に上がると、銀色の仏舎利塔が。それを囲むように像が陳列されている。

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▲仁王像が2体

ここは山の高い位置にあるので、眺めがとてもよい。天気も良くて、気持ちよかった。

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▲眺めが良い

「夫婦乃鐘」という小さめの鐘がある。夫婦で鳴らすとなんかいいことがあるのだろう。

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▲夫婦の鐘。

そしていよいよその先。観音様の足元へ。と思ったが、残念ながら立ち入り禁止になっていた。というか、薄々気付いていた。外から見ても明らかにボロボロで、廃墟感がスゴかったから。残念。

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▲残念ながらここからは立ち入り禁止

観音様は大きい。お寺のHPによれば50mあるとのことだが、流石にそれは言い過ぎだろう。下の建物も含めてということだろうか。座像といえば鋸山の日本寺の大仏があるが、あちらの方が大きいと思う。この像自体は30mくらいではないか。それでも十分見ごたえがある。

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▲大きい観音様

再度入り口に戻ると、住職が御朱印帳の紙を書いて待っていてくれた。「今日は上手に書けたんだよ」と笑う。300円支払って受け取る。「観音様の建物には入れないんですね。」と話すと、「そうなんだよ。結構昔に台風でヤラれちゃってね。」とのこと。

最早この状況で「直さないの?」というのは野暮な話だと思う。寂しいが、いずれ廃墟化してしまうのだろう。いつまで入れるか分からないし、巨大物が好きな人は今のうちに行っておくことをおすすめしたい。

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【オマケ】国道135号線沿いにある八幡野観音(12メートル)