小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

劇団せきしろゲーム大会と第2回公演「一秒後に壊れる風景」を見てきた話〜神対応編〜

劇団せきしろとの出会いはGWに遡る

劇団せきしろとの出会いは連休にさかのぼる。都内の実家に帰省していて、マジでやることが無かった私。目的も無く新宿へ向かう電車の中で、スマホ画面をほじくって新宿で開催されているイベントを探してみた。ルミネtheよしもとの講演があって気になったが、もっと気になったのが、新宿ロフトプラスワンで開催されるという「劇団せきしろゲーム大会」。何をやるのかもよくわからなかったが、あのバカサイせきしろさんを生で見るチャンスだ!ということで、行くことにした。

ロフトプラスワンは旧コマ劇の前にある。1時間くらい前に着いたので、会場の入り口に来てみた。来てみて思い出したが、まだ20代前半だった時に上司に連れきてもらった「ゴンドラ」という変わったガールズバーのあるビルの地下だった。巨大な円型に設置されたカウンターを挟んで客と女性が向き合う形で会話する。その円がゆっくり回転するので、その1周でいくら、というお店。まだあるようだ。
新宿カウンターパブ【ゴンドラ】2次会、接待に最適


そのゴンドラの地下にあるロフトプラスワン。看板には「劇団せきしろゲーム大会」と書いてあった。期待に胸高まる。

旧コマ劇のゴジラ
旧コマ劇のゴジラ
ゴンドラの下にあるロフトプラスワンの看板
ゴンドラの下にあるロフトプラスワンの看板
ロフトプラスワンの中身
ロフトプラスワンの中身

いざロフトプラスワン入店

向かいにあるクリスピークリームドーナツで時間を潰して、時間になったら入店。細い階段で地下に入っていくと、受付があり、女性スタッフが1人。当日券1枚買いつつ、「特になんの準備も知識も無いんですけど、大丈夫ですか?」と言うと、「大丈夫ですよ」と言われた。マジで事前情報が無く、ゲームが参加型だったりして輪を乱してしまったらどうしようと不安だったのだ。安心して入店。

店内は暗いカフェ。6,7人座れるほどのステージと、それに向いた客席が30席ほど。脇には座敷の席もあった。コロナビールを飲みながら開演を待つ。周りを見渡すと、年齢層は高め。僕と同じ30代後半か、もう少し上の方々が多いようだ。パッと見、20代は皆無。1人で来ている方が多いようで、ワイワイしている集団などは無く、皆ただじっと前を見つめ、開演を待っている。

時間になり、開演。劇団せきしろのメンバーが入場してくる。せきしろさんの他のメンバーは本間キッドさん、インデペンデンスデイの久保田さんというお笑い芸人の2人、工藤史子さんという女優さん、野々原さやねさんというアイドルの方。インデペンデンスデイの久保田さんだけはテレビで見たことがあったが、それ以外の方は初見であった。せきしろさんも顔を見るのは初めて。

序盤のトークを終えて、そこからはゲーム大会。ゲームとは果たして、せきしろさんが考案した様々なゲームだった。それを出演者の方々が遊ぶ。そういうイベントのようだ。

ゲームの内容は、某往年の男性アイドルが渋谷でゲリラライブする様をゲーム化した「ゲリラライブゲーム」。2名がそれぞれ紙袋から単語カードを2つ引き、より入りたくない芸能プロダクション名を作った方が勝ちのゲームなど。ネタの年代が自分にマッチしているようで、懐かしいネタも多く、楽しめた。

イベント最後に、「劇団」ということで、劇の告知があった。下北で上演されるとのこと。興味がわいたので、終演後にチケットを購入。せきしろさんと握手することもできて感激した。

15時くらいにイベントは終了。事前に飲み要員として、フットサル仲間のミッチーとジャッキーを確保していたので、一緒に飲んで帰宅。

そして7月。チケット早漏気味にもぎれる事件と神対応

GWから約3ヶ月。ついに劇団せきしろの公演を見る日が迫ってきた。しかし、僕は数日前にちょっとしたトラブルに見舞われていた。

公演の前売り券はずっとサイフにしまっていたんだけど、切り取り線が弱まってたらしく、上演数日前にもぎれてしまったのだ。ピンチ!完全に分離してしまったが、これは入場できるのだろうか。

小田原から下北沢まで行って、現地で「入場できません」は結構ツライ。事前になんとか入場できるか確認できないか。色々検索したが、どこが窓口かが分からない。困り果てて、最後の手段。ダメ元でせきしろさんご本人のtwitterアカウントにメッセージを送った。

恥ずかしいメッセージ
恥ずかしいメッセージ

すると、なんと「大丈夫ですよ。お待ちしております。」と返信が。ありがたや。これが神対応か…良かった…これで安心して下北沢に向かう事ができる。

劇団せきしろ「一秒後に壊れる風景」を見てきた

いよいよ上演日当日。場所は下北沢のステージカフェというところ。下北沢は小田原から小田急線で一本だからありがたい。会場には20分ほど前に到着。何度か歩いたことがある場所だが、イベントスペースの存在は知らなかった。

会場の前には行列ができている!おおお。と思ったら、行列ができていたのは1階の飲食店で、会場は2階であった。

外階段を上ると、ステージカフェの入り口。誰か有名人からの花が届いていた。受付の方に「すみません、チケットが切れてしまっていて…」と説明しようとすると、「はい、うかがってます。どうぞー」と中に入れてくれた。せきしろさんが話をしておいてくれたのだろう。やさしい。

会場内は入り口すぐに飲み物カウンター。その奥にステージ。席はパイプ椅子で50席ほどある。行列は飲食店に負けていたが、ほぼ満席だ。

開演。ストーリー詳細は省くが、スト2要素があったり、アドリブものまね要素があったり、楽しく観劇することができた。特に目に付いたのは鬼ヶ島のアイアム野田さん。パンチのあるキャラクターの役どころ。ビンタしたくなる顔をしている。佐藤貴史さん、工藤史子さんという2人が、素人目に見て演技力がスゴイなあと思った。工藤さんはゲーム会に出てる時は、あんまり特徴のない女性という感じだったが、舞台では生き生きと、かつ堂々としていた。佐藤さんは普段何をやっているのだろうと思ったら、あのNHKのモンスター番組「みぃつけた」でサボさんの中の人を演じているという、超ビッグプレイヤーであった。衝撃。野々原さやねさんはアイドルというだけあってシンプルにかわいらしかった。

すぐ目の前で人が演技をしているのを見るのはなんか恥ずかしいような不思議な感じだった。結局何がアドリブだったのか、どんな台本だったのかが知りたくなっていたところ、終演後に台本が販売していたので、迷わず購入。

下北のさかえは名店

店を出た後、しばらくマックで時間を潰した後、元チームメイトの頭ツルツルマン、丸さんと合流し、下北沢の名店「さかえ」へ。ここのやきとんはマジでうまい。焼きもいいけど、ボイルしたやつがとにかくウマい。冷たくてウマいのだ。この感じで出してくれる店、他に知らない。小田原近辺にぜひ欲しい。途中から藤原ブーが合流し、やっぱり婚活の話に。ブーに対する僕の態度が厳しすぎるという丸さんからの指摘に、多少ふてくされながらも反省。

小田急線で1時間半かけて帰宅。

台本買ったよ
台本買ったよ
名店「さかえ」開店前から並ぶ
名店「さかえ」開店前から並ぶ
めちゃくちゃうまいボイル
めちゃくちゃうまいボイル

下北で二次会は大体ここ
下北で二次会は大体ここ