小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

コミティア125|初めてのコミティアに行ってきました@東京ビッグサイト8/19

コミティア125へ行く

尊敬している元職場の大先輩から「そういう仕事してるなら、コミティア行っといたほうがいいよ」と言われたので、行ってきた。会場は東京ビッグサイト

買ったものを入れるための大きめのリュックにTシャツ短パンという恰好。朝10:30にゆりかもめ国際展示場正門駅に到着。会場は11時なので、少し早めだ。

駅から東京ビッグサイトまでの道のりはさして混雑もしていない。前にコミックマーケットに来たときはもっとゴチャゴチャしていたような気がする。激混みを想像していたから、ちょっと拍子抜け。

ビッグサイトの前まで行っても、同日開催している鉄道模型イベントのポスターしか貼っておらず、コミティアの文字が出てこない。一瞬「場所間違えた?」と思うほど。

ビッグサイトの通路に入ってしばらく進むと、ようやくコミティア125の看板が。係りの人もいる。誘導通り(といっても一本道だけど)に進むと、一度会場の外へ出ていく。階段を下りて、道路を渡る。左手に海が見えてくる。右手には会場である東2・3ホール。10人横並びくらいで、長い行列ができている。

行列に並ぶときに「ティアズマガジン」を持っているかチェックされる。コミティアには入場チケットが無い。そのかわりに「ティアズマガジン」というカタログを購入する必要がある。僕は事前に小田原のアニメイトにて購入済。もし買ってなくても列に並ぶ前に1,000円で購入できる。アニメイトでは1,300円なので、現場で買った方が安い。僕の場合は予習したいので買事前に買った。

コミティアの予習について

ティアズマガジンは大学の文化祭の冊子みたいなイメージ。番号が振られたサークルの地図と、番号順のサークル紹介が掲載されている。各サークルがサークル名と、約4センチ四方の限られた1コマに、思い思いの絵や文字で、自分が何者であるかを表現している。これを見ただけでは何者か分からないものも多いが、それはそれで味があって良い。

気になる”コマ”を見つけたら、サークル名を検索すると、作者さんのtwitterが出てきたりする。「サークル名×地図上の番号」で検索すると打率が上がる。twitterのアカウント名の後ろに地図上の番号を付けている人たちも多い。

最初は八画文化会館のブースへ

入ってまず探したのは、珍スポットと言えば真っ先に名前が挙がる「八画文化会館」のブース。

ブースに行き、本をパラパラ見せてもらう。「珍スポットお好きなんですか?」と声をかけて頂いたので、「好きです。岐阜の本も、ホテルの本も持ってます!」とファン丸出し発言をした。2冊購入。

【八画文化会館】
twitterhttps://twitter.com/hakkaku_culture
HP:http://hakkaku-culture.info/

<買ったもの>
・ビックリ廃墟ジャーナル(1,000円)
・八画文化会館OFFICIAL FAN BOOK 矛盾不純(1,000円)

東京女子立ち呑み(さいころ文庫)

八画文化会館のブースの近くで、飲み屋特集の冊子があったので、チラ見。女子がいろんな立ち呑みの店を紹介する。「寿司編」では立石の栄寿司が紹介されていた。なんとなく「新宿編」を一冊購入。

さいころ文庫】
twitterhttps://twitter.com/saikorobunko
HP:http://saikorobunko.com/

<買ったもの>
・東京女子立ち呑み 新宿編(500円)

自分の『圧倒的な弱点』を再確認

「東京女子立ち呑み 新宿編」を購入するにあたり、自分の弱点を再確認してしまった。それは「会話したら買わないと悪いと思ってしまう病」

コミティアでは出品者がイスに座り、その前に商品の本が並べられている。買う人は、「ちょっと見せてもらっていいですか?」と声をかけ、テーブルに置いてある本をパラパラ読んで、購入するかどうか検討する。そして、そして、顔が分からないので知る由も無いが、「出品者=作者」ということもかなりの割合でありそうだ。(ほぼそうかも)

つまり、作った人の目の前で作品を見つつ「買う買わない」の判断をすることになる。「買わない」場合は、作者の目の前でその方が作った本をそっと置き、立ち去ることになる。

俺にはできない。

作者の皆様もそんなことは日常茶飯事だから、誰も気にしていないとは思うんだけど。東京女子立ち呑みも結果的に面白い内容だったからよかったものの、戦い方を変えないと、お金がいくらあっても足りないぞ。

というわけで、己の限界を感じた私は、のぼりやPOPを通りすがりに見て、好みのタイプかどうかを判別しきるという戦い方をすることにした。本を見せてもらう時は買う時だ。

LIFE IN JAPAN(Victor Edison)

次に気になったのは背が高い外国人の方が一人でやっているブース。話をすると日本語がとても上手な方だった。「LIFE IN JAPAN」という、その方が日本で生活していて起こったできごとを毎日漫画にしているとのこと。内容は置いといて、絵がメチャクチャ味があって良いのと、日本語英語併記で、英語の勉強になりそう。2冊購入。

【Victor Edison】
twitterhttps://twitter.com/edisonvictor
HP:http://www.victoredison.net/landing_2017.html

<買ったもの>
・LIFE IN JAPAN 2016春~夏(1,000円)
・   〃    2016夏~秋(1,000円)

エルビス・プレスリーのおはぎ(清水ニューロン

大学の漫画研究会のブースもちらっと見たが、あまりピンとくるものが無かった。POPとチラ見だけでの判断だけども。

当てもなくグルグル回っていると、気になる絵柄を発見。清水ニューロンさんと言う方。絵柄が好き。「これがおすすめです」と渡された本を購入。

【清水ニューロン
twitterhttps://twitter.com/simizu_ju
HP:https://simizu.booth.pm/

<買ったもの>
エルビス・プレスリーのおはぎ(700円)

SUMOTOMO(相撲のイラスト)

ティアマガジンの小さなコマでも異質な輝きを放っていた相撲のイラスト。一発で心を奪われていたので、ブースを訪問した。女性が一人。イラストに味があり、おふざけ方面も真面目方面もイケる能力を感じた。

【くにともゆかり】
twitterhttps://twitter.com/kumotoo
HP:http://hoshiimoppp.tumblr.com/

<買ったもの>
・バッヂ2個(金額忘れた)
・ステッカー1枚(金額忘れた)

どうぶつーズ(きくちゆうき)

出店しているのを知らなくて、通りがかりで偶然発見。見ればそれと分かる特徴的なタッチ。「どうぶつーズ」だ。ブースには男性が1人。

最近買った「SUPERどうぶつーズ」。面白かった。イラストのパンチ力が異常で、ストーリーも作れるとなると、この後もっとどんどん有名になっていくのだろうと思う。知人はLINEスタンプでどうぶつーズを知っていた。

きくち先生のご尊顔は知らなかったので、恐る恐る「ご本人ですか?」と聞くと「そうです」と。最近買った漫画の作者と直接お会いすることができたという幸運。WEBメディア運営している事をお伝えして、名刺交換もさせて頂いた。ありがたい。

【きくちゆうき】
twitterhttps://twitter.com/yuukikikuchi
HP:https://yuukikikuchi.jimdo.com/

<買ったもの>
・どうぶつーズ1p漫画(800円)
・   〃      (1,000円)※上と別バージョン
・ポストカード1枚(150円)

労働者のための同人誌入門(川崎昌平

ブラブラタイム。仕事柄「労働」「商売」というワードに反応する体質になってしまった僕の体がビクンと反応。ブースに立ち止まり、目を通すと、凄く良さそう。絵柄はシンプルでかわいらしいのに、何か怨念めいたものを感じるほど「労働」「働く事」に対して向き合った内容となっているのではと感じた。パラパラ読んだだけだけど。作者の方は現役の出版社勤務の編集者で、仕事をしながら本を作っているとのこと。自分も紙媒体で10年編集者をしていたので、より感情移入して読めそうだとも思った。

川崎昌平
twitterhttps://twitter.com/shouheikawasaki
HP:https://kawasakishouhei.tumblr.com/

<買ったもの>
・労働者のための同人誌入門/ピンク(1,000円)

くまちゃんの動物通訳(やじま商会)

わりと広めの通路にて、かわいい絵柄を発見。非常に良さそうだったので、1冊購入。僕の前に買った人は表3(ひけらかす)にサインをしてもらっていた。有名な人なのだろうか。

ちなみに、帰りの電車は疲れてしまっていたので、この本だけパラパラ読んだんだけど、絵も話もレベルが高くて面白かった。

twitterhttps://twitter.com/yajima_syoukai
HP:https://yajima-syoukai.com/

<買ったもの>
・くまちゃんのどうぶつ通訳(600円)

これ、病気なのかな?(遠藤)

なんか心惹かれる表紙。ブースの前を3往復くらいして、意を決して本を見せてもらうことにした。吾妻ひでお失踪日記、まんしゅうきつこのアル中ワンダーランド、卯月妙子人間仮免中など、「メンタル病気モノ」が好きなので、どうしても気になってしまったのだ。1冊購入。

後に気づくのだが、この「遠藤」さん。2012年に「マジキチくん」という4コマを出していた。なかなかぶっとんだ作風で印象に残っていた。同じ作者とは全く気付かなかった。

【遠藤】
twitterhttps://twitter.com/eeend
HP:http://emds.blog71.fc2.com/

<買ったもの>
・これ、病気なのかな?(700円)

引っ越しめがわ日記

いよいよ帰ろうかと思い、思い残すことが無いか、ギャグマンガのブロックを再訪。そこで、ちびまるこちゃんのブスキャラ「みぎわさん」風の絵が表紙に描かれた本を発見。ブースにはずっとスマホを見ている若い女の子2人。本の中身では面白い顔と恰好(パン一)の女子が引っ越しをする内容であったが、この目の前の2名のどちらかの自画像なのだろうか。ふつうに両方実物はかわいらしい顔であった。

【めがわ】
twitterhttps://twitter.com/799637402

<買ったもの>
・引っ越しめがわ日記(200円)

まとめ

帰りはゆりかもめで新橋へ出て、東京から小田原へ。遠かったけど、行ってよかった。楽しかった。

ティアマガジンの地図の見方に慣れなくて、結構うろうろしてしまった。しかし、後半徐々にコミティアの雰囲気に慣れてきて十分に満喫することができた。

買ってきた本はまだ全部読めていない。が、ジャケ買いの精度がわりと高かったのか、パラパラ見た感じ大外れは無いのではと思う。読み終わったら感想を書きたい。

漫画好きは行って損なしだと思う。僕は1人で行ったが、友達と行っても楽しいと思う。一方でドギツイエロコーナーもあるので、家族と行くのはおすすめしない。

次回も行きたい。