小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

イタリア旅行記④

土曜の朝。

早く目が覚めた。テラスがあったので出てみたら、朝焼けが凄くきれいだった。

チェックアウト終わらせて、荷物だけ預かってもらい、

8時過ぎにはホテルを出て,水上バスに乗って,ムラーノ島へ。

この日も天気は良くて,海は綺麗だった。

エメラルドグリーンに白がかかったような,不思議な色の海面。

綺麗だけど,泳ぎたいとは思わない不思議な海だ。

ムラーノ島は思ったより遠かった。40分以上の航海。

ようやく着いたは良いけれど,まだ時間が早すぎて,

ヴェネチアングラス博物館が空いていなかった。

仕方ないのでぶらぶら散歩。

細い道に入ったら,小さな個人商店があって,

その前に賢そうなラブラドールレトリバーがいたので,飼い主にことわって頭を撫でて,リフレッシュ。

犬は万国共通で良い。

その後,サンティ・マリア・エ・ドナート教会を見学。

腹が減ったので,ピザ買い食い。

水上バスを乗り継いで,次の目的地のブラーノ島へ。

これまた結構時間がかかった。

いい加減景色も見慣れてきた。恐るべし,慣れ。海とかどうでもいい。

甲板が寒いので,船内の席に座って,iPod聞きながら過ごす。

ブラーノ島到着。

家の色が青,赤,緑,ピンクなど,派手。

ガイドブックを見ると,漁師が霞の中からでも自分の家が分かるように工夫したという説があるとのこと。

まあ由来はともかく,見た目はかなり面白い。

篠山紀信ばりに激写した。

ここの見所はレース博物館。

しかし,残念ながら改装のため休館中。

博物館の正面にある教会を見学。

教会の脇にある塔がかなり傾いており,心配。

路地裏巡りをしていたら,結婚式をしている家があった。

年齢は恐らく40半ば~50代くらいの,熟年カップルだった。

周りの祝福具合がハンパじゃなし。

一通りぐるっと回った後,また船で出発。

次の目的地はトルチェッロ島。

ブラーノ島から水上バスですぐ。

個人的にはこの島が一番良かった。

水上バス降りた後は,小さな運河沿いの一本道。

のどか。

途中バールやトラットリアが数軒ある以外は,何も無し。

暫く歩くと,サンタマリア・アッスンタという変な名前の聖堂がある。

今まで何件か見た教会の中では一番風格があった。

近くにあった博物館は超ショボかった。

隣接の教会では結婚式が行われていた。

2次会どうするんだろと思ったら,近くのトラットリアで屋外パーティしてた。楽しそう。

「僕もま~ぜ~て」の一言が言えず,泣く泣く水上バス乗り場へ戻る。

時間があれば,リド島なども行きたかったんだけど,帰りの電車を考えて断念。

アドリア海を通って,サンマルコ広場へ。

そこから散歩しながらホテルへ戻った。

途中,アイスやピザを食べながらだったから,脇腹が痛くなった。

食欲と脇腹痛は糾える縄のごとし。

夕方6時過ぎの電車で出発。ミラノには8時頃到着した。

遠藤と晩飯食べる予定だったんだけど,携帯にメールがあり,まだ仕事が終わらないとのこと。

仕方ないので初日に行ったレストランを再訪。

ビール飲んで,カルボナーラ食べた。

で,何か肉食べたいなと思って,肉メニューの中からちゃちゃっと一つ選んだ。

●●ハンバーグって書いてあったから,ハンバーグだと思ったんだよ。

そしたら来たよ,生肉が。

注文した瞬間に気付いたんだよ。「もしかして『タルタルハンバーグ』って書いてある?」って。

だって,前にパリ行ったときにも同じミスをしたからね。

タルタルは「生」だって!あのとき胸に刻んだはずじゃない,俺のバカ!

1品で20ユーロするだけあって,かなりの量の生肉。

「おいしいけど一口で十分」という味。根性で完食。

悲しみの晩餐終え,ホテル戻って就寝。

クソ遠藤は結局10時過ぎに帰ってきた。