小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

月曜寝すぎた。カンガルーとBOXイング

昼の11時に起床。

飯食ったり,シャワー浴びて,外出すべく着替えた。

しかし,何となく出かける気分じゃなくなり,ワイドショーなどを見てダラダラ過ごす。

カンガルーのニュース見た。

物凄く悲しい気分になった。

笑いながらカンガルーをぶん殴る男と,それを笑いながら撮影する男。

なぜ自分が殴られるのかもわからないまま,

短い手を前に出して,抵抗にもならないような抵抗をするカンガルー。

何度も殴られ,最後には力尽き,倒れてしまう。

酷すぎる。本当に酷い。

なぜかカンガルーの「決闘の習性」について解説を始めるアナウンサー。

しっぽを軸にしてキックをするという技があるという事を紹介する。

なかにし礼が「(そのキックで)のしちゃえばよかったのに」と笑いながら。

そういう問題じゃない。

あの映像を見ておいて,笑いながらそんな言葉を言える人間の性,推して知るべし。

アナウンサーも悲しい顔を作りながら「今回はそういう技は出なかったようです」と。

だから,そういう問題じゃない。

カンガルーの習性云々と,この映像とは全く関係ない。

あの男は,カンガルーとメスの取り合いをしてたのか?

ただぶん殴りたかっただけだろ。

オーストラリア政府が捕まえると躍起になっている。

是非捕まえて欲しい。

でも,一方でこういう実態もある。

<ここから>

オーストラリアの動物愛護団体は6日、政府が新たに示したカンガルーの子供の

「人道的な殺し方」の指針で、頭を自動車のけん引棒に「強力に打ち付ける」

ことが推奨されていることに、疑問を投げ掛けた。

 環境省が発表した、銃殺されたり車にひかれた親カンガルーの袋から見つかった

子供の扱いの行動規範案では、散弾銃で至近距離から撃つことも勧めている。

 野生動物保護団体「ワイルドライフ・プロテクション・アソシエーション」の代表、

パット・オブライエン氏は、地元紙に対し「連邦政府は、

無防備なカンガルーの子供を散弾銃で木っ端みじんにしても良いと考えていると

言っているも同然だ」と述べた。

 環境省のスポークスマンは「誰もがカンガルーに愛着を持っていると思うが、

数が多過ぎるのが問題」と指摘。時にはへき地でも使える現実的な方法を

見つけようとしていると語った。

[キャンベラ 2008年1月7日 ロイター]

<ここまで引用>

2004年にはキャンベラのダムでカンガルー約900頭の虐殺がおこなわれ,

今年もまた400頭が殺されるとのこと。

そんなに増えて困るなら,増える前に何とかならなかったのかと思ってしまう。

しかし豚肉,牛肉を好んで食う俺。

食わなくても死なないのに。

野菜だけ食べれば良いのに。

立派にダブルスタンダードだ。

ただ,だからといって,訳知り顔で最初に書いたような酷い事件や,

増えすぎたから殺しちゃえって発想を肯定することはしたくない。

この嫌悪感は持ち続けたい。

何となく出かけたくなくなり,14時に再び昼寝。

19時に起きて,トリプル世界戦をTV観戦。

名城と河野で空位の王座を争う。

試合は序盤が河野のペース。

手数が多く,前へ前へというスタイル。

河野の気持ちとスタミナには驚いた。結局前進は最後まで止まらなかった。

名城は途中からショートアッパーを多用したのが良かった。

身長差と,ファイトスタイルの違いのせいか,

挑戦者が覆い被さるようなクリンチになってしまうことが多かったんだけど,

そのクリンチ際で見事に当てていた。

気持ちのぶつかった良い試合だったと思う。両方凄く頑張った。

そして西岡。

かなり前から名前は良く聞くけど,なんとこれが5度目の世界挑戦。

相手はあのウィラポン(辰吉をぼっこぼこにした)がトレーナーをつとめるという,

タイの強豪ナパーポン。

前半から西岡は距離を取りながらもボディ中心に有効打を放つ。

特に危ない場面もなく,4Rまでの採点では,西岡が大差でリード。

しかしそのリードは,8Rまでの採点時には,ジャッジ2人が2ポイント差という際どいものに変化。

西岡は特に有効打も許していなかったように見えたし,特に流れが変わったとは思えない。

ずっと攻め続けていたのに,なんでじゃ。

終盤に強いらしい相手は,ここから元気になった。

前へ前へどんどん出てくる。

西岡は足を止めての打ち合いで,若干不利になる場面があったものの,

それ以外では落ち着いていなし,有効打を打ち込む。

眉上をカットしたものの,最後は焦れた相手の反則原点を誘い,

キッチリしめて,判定勝利!

まだ小さい娘さんをリングにあげて,男泣き。

娘さんはマイクに「パパ、世界チャンピオンおめでとう」。

良かった!

相手セコンドのウィラポンもリングに上がり,西岡の左手を高くあげる。

それを見た解説の内藤選手が「潔いなあ」とぽつり。

残念だったのは新井田。

ミニマム級の王座を8度も防衛していた。

挑戦者はニカラグア人のローマン・ゴンザレス。

強打がウリで,母国では既にスターとのこと。

チャンピオンは,1Rこそ超人的なスピードで打ち込む場面が見られたが,

途中からは押され気味。

挑戦者の圧力が半端じゃない。

ガードもはじき飛ばす強打。

幕ノ内一歩のごとし。パンチの音が違う。

2R以降じょじょに押し込まれ,4RでTKO。

新井田ついに王座陥落。

ムカつくほど強いチャンピオンだったのに,こんなにあっさり負けてしまうとは。

調子が悪いわけでも無さそうだったし。

ニカラグアの英雄,恐るべし。まだ21歳。

新井田にはリベンジして欲しいけど,あれにどうやって勝つんだろう。

浮かばん。

テレビ見終わって,また眠くなり,寝てしまった。

起きたら朝だった。

寝過ぎた。