ほんほんほん
最近読んだ本。
「眠たいやつら」。大沢在昌の小説。
シノギに失敗し,東京にいられなくなったヤクザが,
休養しようと訪れた温泉街で,宗教の跡取り抗争に巻き込まれる。
最後のちょっとしたどんでん返しが,ちょっと唐突すぎたのを除けば,
話の流れがスピーディで、そこそこ面白かった。
しかし、パンチが効いてるとは言い難く、
凄く面白いかと聞かれれば、「フツー」と言わざるを得ない。
大沢在昌といえば,この前買った「こち亀」のスペシャル小説本に、
それが「これ本に載っけて売っちゃうの?」ってくらい酷くて,
新宿鮫ファンとしてはがっかりした。
両さんとの関係をわかりやすくするためだろうけど、
監察医の藪と両さんが幼馴染っていう、取ってつけたような設定が嫌だった。
ハードボイルド小説は好き。
面白かったのは原りょう。
あと、志水辰夫。
北方領土に乗り込んじゃう奴が秀逸。タイトル失念。
今はたまたま表紙が目に付いた,
「葉桜の季節に君を想うということ」というミステリーを読んでるとこ。
あと,ばあちゃんちから「コボちゃん」が大量に発掘されたので,貰ってきて読んでる。
昔ばあちゃんちで読んだやつだから,懐かしい。
「コボちゃん」は本当に面白い。
思わず笑っちゃうので,電車では読めない。
コボちゃんみたいな生活がしたい。