小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

GWのメインイベント~浜松さとし電撃訪問編①~

鬼太郎が「前哨戦」ということで,

その日の夜から,メインイベントの浜松旅行に行ってきた。

浜松の某雑貨屋で1人寂しくファンシーグッズを売るサトシ(元サッカー部キャプ)を訪問する旅だ。

ちなみに行くことはサトシには伝えていないというドッキリ企画。

職業の性質上,GWは休みなしだろうとの予測(確証無し)から,僕,俊,小谷が立ち上がった。

順平は当日寝過ごしたので置いてった。

3日の夜,俊を車で拾って,ファミレスで作戦を練る。

せっかく行くんだから,色々イタズラをせねば,つまらない。

小谷は4日の夜か,5日の朝に合流するということで,

せっかくだから3人で驚かせたいということになり,

4日はサトシに会わないことに決定。

しかし,1日無駄に潰すのもつまらんので,

「消臭スプレーを玄関に置いておく」とか,

「働いてる雑貨屋で「プロテインどこ?」と聞いて,無いと聞くとブチ切れる」

とか考えて,色々盛り上がった。

ちなみにサトシは体臭+筋トレでいつもいじられている。

ウキウキした気分で東名高速を名古屋方面へ飛ばす。

渋滞もなく,ストレスのないドライビンだった。

途中,御殿場を過ぎたあたりで,サトシとのファーストコンタクトを試みた。

俊が電話。

「サッカー部で飲み会やるんだけど,GWは帰ってこないの?」と聞くと,

「GWは明日(4日)だけ休みで,他は仕事だから帰れない」とのこと。

誤算だ。次の日は唯一の休みだったのだ。

同じ地にいて,お互いが暇なのに,会わないのは流石に勿体ない。

電話を切って,方針を練り直す。

その結果,小谷には申し訳ないけど,本日到着し次第(4日早朝)に突撃することにした。

途中ちょっと休憩したりしたけど,目的地には深夜1時くらいにはついた。

住宅街なんだけど,至る所にハッピ着た連中が歩いてる。

中には騒がしいのも。

何かの祭りなのか?

途中のコンビニで,脇汗を抑える消臭スプレーを購入。

そんな光景を横目にカーナビが指し示す場所へ。

しかし,その場所にそれらしい建物は無い。

しばらくその当たりをグルグル探したけど,全然見あたらない。

この住所は,小谷が結婚式の招待状を出すために入手したものを横流ししてもらったやつなので,

小谷に電話して確認してみることに。

すると,番地が一ケタ違ってた!このうつけものが!

新しく仕入れた住所にいくと,立派なマンションがあった。

新しいし,高いし,駅から近いし,オートロック・・・

オートロック?

ここにも誤算が。

玄関で色々イタズラしたかったのに,これでは中に入れない。

部屋番号を確認。部屋の電気はついている。

やつがいるのは間違いなし。

中に入る方法をしばらく探してウロウロしたけど,流石に隙は無し。

オートロック恐るべし。

車の中で作戦会議。

どうやって驚かすか。

俊が「スプレー投げ入れるか?」とか言いだしたのを常識人として止める。

5階だぞ。

もたもたしてはいられない。

サトシが寝てしまっては明日一緒に遊べないのだ。

僕がサトシに電話する。

出た。

サトシの家のベランダの下で,上を見ながら電話する。

そして,その間に俊がサトシの部屋のピンポンを連打。

世間話の奥で,けたたましく鳴り響くインターホン。

深夜に謎の訪問客ということで,サトシはかなりテンパっていた。

「こんな誰か来た。マジで怖い。」

「カメラには何も写ってないんだよ」

「こんなこと今までなかった・・・」とサトシが言ったところで僕が笑いを堪えられなくなり,俊と役を交代。

俊が電話で話してる間,僕がピンポンを連打。

俊がついに「ベランダから外見てみれば?」と言い,サトシがおそるおそる下を見ると,手を振る僕ら。

「まじで?」と言いつつも,事態が飲み込めない様子。

下に降りてきて,遂にご対面。

1年半ぶりの思わぬ再会に,奴は「ウヒョヒョヒョヒョ」とか変な笑い方になっていた。

お土産のひよこ饅頭と消臭スプレーを渡し,部屋へ。

広い!新しい!

でも家賃を聞いたら8万円だってさ。安い。

都心だったら倍以上すると思う。

3DKってやつか。

その時点で2時まわっていたから,眠かったんだけど,

テンション上がったサトシの勢いに負け,観光へ。

日本三大砂丘のうちの一つ,中田島砂丘

サトシの車に乗り換えて向かった。

近くのコンビニに車止めて歩く。

100M程行くと,入り口があり,その先に広がる砂丘

ウミガメの産卵が行われるのでも有名らしい。

砂浜が広がり,海がすぐには見えない。

面白い眺めだった。砂丘というものを初めて見たぞ。

この時間では流石に,入水自殺するんじゃないの?って男の人を1人見かけた以外は,誰もいなかった。

僕は素足にサンダルという出で立ちだったので,足の指の間から砂が入ってきて嫌だった。

サトシんちに戻り,コンビニでちょっと買い出しをして,軽く飲んで寝た。