小田原に移住したよ。

小田原移住日記

唐突な転職で小田原に引っ越した男の顛末

決勝戦~3時は早朝ではなく深夜です(ムワジィヤビェーヨ)~

睡眠時間をガリガリ削ってW杯観戦。

フランス大会の決勝戦もそういえば早朝だったな。

あのときのジダンは本当に輝いていた。

試合開始直後にアンリがカンナバーロとぶつかって失神。

痙攣してるし,いきなりアウトか?とおもったけど,何とか大丈夫だった模様。

さすがにここでアンリに抜けられたらもう勝ち目無し。

フランスは前半開始早々にマルーダの突破からPKを得る。

これもアヤシイ判定ではあった。

キッカーはもちろんジダン

ブッフォンを小馬鹿にするようなふわりとしたキックでぶち込み,先制。

一人で大興奮。

イタリアはセットプレーが良い。

ピルロのキックがハイパー。

ゴール前で並ぶメンツも打点が高い。

百戦錬磨のフランスDF陣だけど,なかなかマークを修正できないまま,

ピルロが蹴ったCKからマテラッツィがずどん。

同点。

あーあ。

正直この時点でちょっと「このままだめかな」と思った。

でもやっぱり強いチームは追いつかれても動じない。

ジダンビエラが中盤でボールを細かく回してリズムを作り,リベリーマルーダが突破を試みる。

アンリも消える時間があったものの,ところどころで凄い突破を見せてチャンスメイク。

右サイドの混戦を抜け出して折り返したのは惜しかった。

ゴール前のやつがマイナス気味のボールを貰おうとして中で止まっちゃったんだけど,

あれは突っ込んできてたら入ってたかもしれない。

アンリが怒って変なジェスチャー(ショショショイ!って手をこすり合わせる)をしてたのがウケタ。

前半はイタリアペース。

後半はビエラが負傷退場したときはどうなるかと思ったけど,

フランスがそのままゲームを支配した。

でもゴールは生まれず,結局1-1で延長戦へ。

延長戦は終始フランスペースだった。

一番惜しかったのはリベリーマルーダがワンツーして,リベリーがシュート打ったシーン。

惜しかった。

その直後にリベリーが交代。

献身的に走り回ってたから疲労も見えてたけど,まだいけたと思う。

可能性を感じさせるプレーだったし,もうちょっと見ていたかった。

そして延長後半。

おそらくサッカー史に刻まれるであろう,偉大な選手による空しい蛮行が。

最初はただファウルで止まっただけかなと思ってたら,

別カメラの映像で,我らが天才ハゲがマテラッツィに強烈なヘッドバットをかます映像が流された。

くにおくんの剛田の「ずつきすぺしゃる」みたいだった。

もちろん一発退場。

そりゃそうだ。

ジダンは頭に瞬間的に血が上るから,マテラッツィに何か言われて我慢出来なかったんだろう。

現役最後のプレーは,頭突きだった。

サッカー選手としてあるまじき蛮行だけど,試合を台無しにしてしまったけど,

本当に自業自得もいいところだけど,

ワールドカップの脇をすり抜けて寂しそうにピッチを去るジダンは心底悲しそうで,

なんだか憎めなかった。

むしろマテラッツィを憎んだ。

そして運命のPK戦。

キッカーの順番は腑に落ちなかったけど,これはもうジャンケンみたいなもんだから,

止められるのは仕方ない。

でも枠には入れて欲しかったな,トレゼゲ

枠に入らないのは,ローカルルールの「グーチョキパー全部~」を出しちゃった奴みたいだ。

大抵その後「なんだお前」みたいな目で見られる。

結局その1本が決め手となり,試合終了。

全体的に手に汗握る,良い試合でした。

かないさん,おめでとう。

4年後は僕が笑いますよ。

まるさん,今度の練習で日時と場所を決めましょう。