PRIDE GP決勝戦

あーあ，予想全然あたらなかったなあ。

スカイタワー２３の絶好調ぶりが不快。

・シウバＶＳアローナ

スタンドの間合い地獄を破る交錯をアローナが制していた。

シウバはここでしっかり打ち勝たないといけなかった。

アローナに上になられたのをひっくり返すのは難しい。

結局打開策の無いまま時間が過ぎて，

上から積極的にパンチを落としたアローナが判定勝ち。

アローナらしい膠着時間の長い試合とはいえ，

あの階級でシウバに対しても同じ試合が出来るなると，

やっぱり本物だと思った。

本物だけど，やっぱり１本勝ちも欲しい。

シウバ応援してたんだけどな。

でも，正直あの入場の野球帽とSAKUベルトはどうかと思った。

シウバは昔から日本での人気欲しさに妙に桜庭を持ち上げる。

試合の時は持ち上げて叩きつけてたけど。

・ショーグンＶＳアリスター

ショーグン強かった。

アリスターのフロントチョークも惜しかったけど。

高田総統が「極まってます」と言ってたけど，

極まってなかったんじゃないかな。

そのへんはよくわかりませんが。

ショーグンは倒されてからも良く動く。

体を入れ替えるのが抜群にうまい。

動きの落ちたアリスターを攻め立て，

上からのパウンドでＫＯ。

ハリトーノフのように肩を膝で押さえていた。

怖い怖い。

結局，シュートボクセの同門対決は実現せず，

ＢＴＴ対シュートボクセという，良くあるパターンになりました。

見てる方は面白いけど。

・ヒョードルＶＳミルコ

断然ミルコの応援だったんだけど・・・

ミルコは思ったよりだいぶ頑張った。

ヒョードル相手に打ち合えるのはやっぱりミルコならではだし，

出血もさせて追い込んだ。

ディフェンスではスタンディングでもグラウンドでも，

パンチをよく見てかわしていた。

すごかった。

でも，やっぱりヒョードルは強かった。

意外とちょっとパンチ入っただけでフラフラするんだけど，

その後の盛り返しはスゴイ。

藤田戦もそうだった。

最後の方は，ミルコにスタンドでも打ち勝ってた。

うーん，誰がヒョードルに勝てるんだろう。

意外とマークハントだったりして。

・ショーグンＶＳアローナ

スゴイ。

アローナに何もさせなかったというより，

何かする前に勝っちゃった。

最初から２段回し蹴りを空振りしたと思ったら，

オモプラッタで腕を取る。

自由自在な戦い方の中に，高い技術が見えた。

流石シュートボクセの選手という打撃技術と当て勘。

グラウンドもスゴイ。

アリスター戦もそうだったけど，なんだかよく分からない方法で下のポジションを脱出する。

結局プライド無敗を守ったまま優勝。

まだ若い。っていうか同い年じゃん。

すげーなあ。

年末には早くもＧＰ王者ＶＳナンバーシリーズ王者の対決の噂。

同門対決ってどうなんだろうな。

シュートボクセはただの「同門」よりも絆が深そうだし・・・

何だか結局なあなあになりそうなので見たく無し。

応援していたシウバとミルコが負けちゃったので，

フラストレーションの溜まるＧＰでしたとさ。

前も言ったけど吉田の柔道着はなんとかならないのかな。

上になった相手が胴衣のせいでなかなか思うように動けなそうなのが，

見ててもどかしい。

もうＰＲＩＤＥは昔みたいな異種格闘技の場っていうよりも，

総合格闘技のイベントになってるんだから。