四国旅行記録 その1
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久しぶりに、彼女(以下T)と二人で旅行に行ってきた。
急転直下の決定だけど,ある程度コースは考えた。
いざ出発。
初日は夕方の新幹線で岡山へ。
岡山に用事があるわけじゃなく、
次の日に直島に行くためのフェリーが宇野港から出るため、
岡山で前泊ということ。
着いたのは,もう夜。
開いていたダイエーで食料調達。
そのまま高級ホテルの様なパチンコ屋を横目に,
寂れたビジネスホテルへ向かう。
初日は順調。
さっさと寝る。
2日目。
今日からはハードスケジュールだ。
朝は5時起き,5時半くらいの電車で宇野港へ向かう。
そこからフェリーに乗るのだ。
電車の中で,昨日買ったおにぎり2個とサンドイッチを食う。
ウマイ。旅行先だと朝からお腹が空くのは何でだろう。
デザート用に買ったブルーベリーヨーグルトは,
Tが冷蔵庫ではなく,冷凍庫に入れるというチャレンジをしたためカチンコチンコ。
スプーンでゴリゴリしながら少し食べたけど,半分くらいで断念。
俺のデザート・・・
1時間弱電車に揺られ,宇野港到着。
フェリーのチケットを買う。
行き先は直島だ。
待合室には,作業着の人達がひしめく。
直島で何か現場作業をする人達である模様。
無事フェリーに乗り込み,甲板のベンチをゲット。
色んな形をした島が,沢山見える。
海もキレイだ。
潮風も嫌な感じじゃない。
お菓子をバリバリ食いながら,フェリーの旅を満喫。
と言っても乗っていたのは20分ほど。
目的地「ベネッセハウス」に行くバスの時間が迫っていたため,
急いでバス停へ。間に合った・・・
小型バスは,狭い道をガンガン進む。
僕は自分の乗用車でもこんなにすいすい行ける自信はない。
しかも,途中のバス停に人が全然いない。
わざわざ寄り道みたいなコースがあって,
やっぱり狭い道を苦労して進み,着いた広場に誰もいないってのもあった。
それをまた引き返すのが,なかなか滑稽で面白かった。
運転手さんは慣れてらっしゃるのか。
バスの中からも,変なオブジェみたいのがチラリと見えて,期待をさせる。
目的地,ベネッセハウスとは,名前の通りベネッセコーポレーション土地を買い取って建てた美術館。
建物の設計は安藤忠雄氏によるものとのこと。
「安田忠夫は借金王」程度の知識しか無い無学な僕は,当然この人を知りません。
Tによると,有名な建築家とのこと。
なるほろ。
館内には色々なスタイリッシュかつモダンチョキチョキズなオブジェや絵が。
大きな平べったい石に寝転がったり,
口をぱくぱくさせているロボット3体を見物したりした。
ウルトラマンとウルトラセブンの人形が沢山バンザイしているやつが面白かった。
その後一旦外に出て,砂浜にあるオブジェを見物。
黄色地に黒い斑点の何やら瓜系の物が気になりました。
僕は「毒ピーマン」と勝手に命名。
その後,分刻みのスケジュールの中,その上にある地中海美術館を見学。
こちらも安藤さんの作品らしい。
デカイ玉が真ん中にどしんと構える部屋や,
面白い部屋(入って,出口を見ると出口が平面の様な変な感覚になる)があった。
一通りメインの作品を見た後,美術館の人にタクシーを呼んでもらった。
タクシーに乗り込むと,運ちゃんが「ゴミ箱みました?」。
どうやら,観光客がよく見逃してしまうゴミ箱が近くにあるとのこと。
フェリーの時間も考えて,間に合いそうなので寄ってもらうことに。
なるほどデカイゴミ箱だ。
へんなところに作ったもんだ。
確かに,普通はこんなところ通らない。
中に何かチラシが入ってる。スーパーのかな?
写真を撮ってもらい,フェリー乗り場へ急ぐ。
間に合った。
次の目的地は高松だ。
Tは客室でゆっくりしているということなので,
僕は一人で甲板へ出て,海を見ていた。
そんな表現をすると,「なんか黄昏れちゃってんのかな?」と思われそうだが,
正確に言うと「海に何か生き物いないかな」と思っていたのだ。
20分ほどずっと一人で海面を凝視していたんだけど,
結局クラゲを2匹見つけただけだった。
くそ。
高松についたら,まずうどんを食おうと思っていた。
ガイドブックを見て,うどん屋を探す。
源芳というところにした。
僕は天ぷらうどん,Tはスタミナぶっかけうどん。
ウマイウマイ。
・・・僕のボキャブラリーではこれが限界です。
ただ,もう少し麺が固い方がすきかな。
Tが当然のように残したうどんを,当然のように頂き完食。
一人暮らしで胃袋が小さくなったってのは勘違いみたいだ。
飯食ったら直ぐに高松を出発。
この辺はかなり良いテンポで行かないと,予定に間に合わない。
特急うずしおに乗って,鳴門へ。
鳴門駅からバスに乗り,渦潮見学に行く。
これは僕にとって,旅の2番目の目的だ。
1番は後ほど。
ボートに乗って渦潮見物ポイントへ。
5分ほど乗ると,直ぐに着いた。
スゴイ。
色々な流れがぶつかり合っている。
船が揺れるほどの激しい流れ。
その流れが上手くぶつかると,洗濯機のように海水が回転し・・・
うずしおだ!
色んなところで出来ては消えていく。
「あ,あそこだ!」と乗ってるみんなが一生懸命探しているのも面白かった。
僕も必死で探した。
大満足。
渦潮ポイントから少し離れたところの海が,
以上に静かなのが妙な感じだった。
波がほとんど無く,上に立てそう。
テラテラ光ってた。
バスで鳴門駅へ戻り,そこから徳島へ。
徳島のホテルは駅からすぐのところにあった。
荷物を置いて,ご飯を食べに行く。
ポッポ街の「けんど茶屋」へ。
僕は徳島ラーメン,Tはそば米雑炊を頼んだ。
正直徳島ラーメンは普通でした。
取り立てて印象も無く,フツーのラーメン。
対照的に,そば米雑炊は美味しかった。
実は昼間のうどんも,てんぷらよりもTの選んだスタミナぶっかけうどんのがおいしかった。
今のところ2敗。
食べ終わると散歩に。
ポストの上に阿波踊りの像があったので,キッチリ写真に収める。
雑貨屋を冷やかしてホテルへ戻る。
ホテルでは,Tと真面目な話をし,
結局解決したんだかしないんだかわからんまま,就寝。
次の日も朝早い。