いいかんけい
泣き言の一つも言いたくなる今日この頃。
誰も僕を癒してはくれない。
なんていう泣き言の一つも言いたくなる今日この頃。
犬に「お前だけだよ,よちよち」とか本気で言っちゃう。
そんな犬の,大事な骨を取ろうとして唸られる。
「グウゥゥゥゥムフウー(ここで骨を奪い取る)ガウガウ!」
お前,本気だな。
冗談の分からん奴だ。
骨なんていらないよ。
ぽーんと骨を放り投げると,それを必死で追いかける。
本当は犬も遊んでるだけ。
すぐまた僕のそばに来て,骨を見せびらかす。
お互いが冗談だって分かる間柄ってのは最高だ。
そこには必ず信頼がある。
信頼が無いから,相手の悪意の影に怯える。
何気ない仕草に意味を感じてしまう。
悪意が無いことを前提に,うひゃひゃと笑いあえる。
そういう見事な関係を,これから一体何人と築けるのか。
数じゃないんだけどね。