ファーーーー
昼に飯を食べながら,仕事内容や勤務状況を説明した。
うちの会社を受けるとのこと。
頑張って欲しい。
OB訪問ってのは色々面倒だから,
躊躇する学生は多いと思う。
自分も就活中はそれっぽいのに1度行ったきりで,
他は行かなかった。
でも,こうやって働きだしてから思うのは,
やっぱり会社の事をもっと知っておくべきだということ。
そんで,その為にOB訪問はとても有効だということ。
僕は今の会社に後悔はしていないけど,
まわりの友達では「こんなはずじゃなかった。」と辞めていく奴もいる。
そいつが入ったタイミングで会社の何かが変わったっていう偶然もあるかもしれないけど,
まあ,大概は前からそんな会社だったってことだろう。
それはよく調べれば簡単に分かることだ。
リクナビや,みんなの就職活動日記で全部を知った気になるのはオカシイ。
会社は良い人材が欲しい。
その為には分母の数,受験者が多ければ多いほど良い。
良い人材がいる確率が上がるからだ。
当然,都合の悪いことは言わない。
当たり前だ。それは悪い事じゃない。
むしろ,自分から言うのは馬鹿だ。
悪いところは自分で見抜く必要がある。
その時に,人事から聞いたことで「会社を知った」気になるのはよくない。
「人事がいい人だったから」とか言うのを聞く。
当たり前,仕事ですから。
「あのキャバ嬢やさしいんだ~」って誰かが言ったら笑うだろ。
そんなこと言う奴は例外もあるけど,まあ大概駄目だ。
そんで,そんな言われ慣れんこと言われたもんだから舞い上がって,
入ってみたらほぼ全員採用,ブラック企業でしたってことになる。
だから,現場の社員に聞くのがベストだ。
OB訪問では無いけど,自分にもそういう場面があった。
そん時は某人材会社「猥」でエントリーしたベンチャー企業を受けていた。
お金を稼げそうだと言うことと,
新しい業態に挑戦しようとしていることが気に入った。
ただ,離職率が高過ぎなので(去年の新卒が15人中既に14人辞めてた)
行く気はほぼ無かったけど,後学の為に受験させて頂いた。
3度の面接を経て,社長と会い,「内定出すよ。」と言われた。
僕はその最終面接で一つ決めていたことがあった。
「一番年齢の近い社員の方とお話をさせて下さい。」と申し出た。
もし,ダメだったらそれはそれでモウマンタイ。
結局OKされ,日を改めて,その去年採用で一人だけ残ってた人と会うことに。
なかなか都合が合わずに,結局夜中に少し会い,
話の流れでその人の車で送ってもらうことになった。
その人は,いい人はいい人だったけど,
話が下手くそで,無理して難しく話そうとする感じだった。
文脈が繋がらないし,結局言いたいことが分からない。
僕はそれを解読しながら,中身を拾う事にした。
結局分かったのは
①給料が安いこと
②確かに新しい企画は通りやすいこと
③社長がワンマンで内紛気味であること
④同期がみんな辞めたのは,採用時期を逃してしまい,
良い人材を確保出来なかったこと
一番気になったのは④。
社長も口にしていた。
これで一気に冷めたといっても過言じゃない。
15人中14人が辞めたという事実に,
「人材が悪い」しか結論が出せないなら,それはちょっと悲しい頭だ。
しかも,辞めたのは皆営業マン。
④を言うからにはその人は営業の事情にも詳しいのかと思いきや,
「営業とはあんまり関わりが無いんだよね」とのたまう。
じゃあ何が根拠だよ。
いつも思うけど,トラブルが起きた場合に自分の非を探すことが出来ないのは,
人として致命的だ。
「相手が悪い」で終わり。成長は望むべくもない。
どんなに相手が悪かったとしても,自分の改善点を1つ2つは見つけろよ。
大人なんだから。
とっくに入る気は失くしていた僕は,
興味本位で色々聞いてみた。
すると,やっぱり各地で営業所が閉鎖されたり,
思わしくない事態があるらしい。
その後,丁重にお断りした。
ってなわけで,何が言いたいかというと,
OB訪問,ってか現場の社員の話を聞くことは就職してからのミスマッチを無くすには有効な手段だってこと。
有効だってのは当たり前か。
面倒臭くて,気まずいけど,それを補って余りあるメリットがあるってことだ。
出てきた社員があんぽんたんだったら,それだけでも凄い情報になる。